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秩父地域における新型コロナ対策について(9)

《新しい生活様式について》

5月4日、厚生労働省から新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」が発表されました。

新型コロナウイルスの感染拡大は一時期よりも明らかに勢いが低下しています。2月、3月は全く正しい対応がわからない中で、世界各国が手探りの対応をしていました。日本を含む多くの国が、人から人への感染を防ぐために接触を極力少なくするという対策がされ、効果が出てきています。特に日本は海外のようなロックダウンまではしなくても感染の第一波を乗り越えようとしています。これは一定のルールを守っていれば、新型コロナの感染をある程度抑えることができ、ウイルスと共存していくことができる可能性を表していて、希望を持てる兆候だと思います。

ご存知の通り、日本では恐らく武漢やヨーロッパ各国、アメリカのような爆発的な感染は起きていません。また、それらの国のような万単位の死者は出ていません。その理由は今の所はっきりしていませんが、日本の衛生環境・生活習慣・医療環境がすぐれていること、日本人のまじめな気質は感染対策上有利なのだと思います。

特に秩父地域のみなさんとお話ししていると、本当に一人一人が感染の注意をされていること、家族や友人間が思いあって接触を控えていることがとてもよくわかります。正直なところびっくりするくらい皆さんまじめに気をつけていただいていると感じます。だからこそ今の所、秩父地域で大きな流行がないのだと思います。みなさんのこれまでの努力に心から感謝しております。

 

秩父地域は良くも悪くも人と人のつながりが強い文化があります。とても狭い社会なので、常に自分の行動を知り合いに見られているかもという気持ちがあります。その感覚は少し窮屈な部分もありますが、地域としての感染対策にはとても有効です。なかなか自分の気持ちだけで我慢を続けることは大変ですが、「周りもみんな頑張っている」「自分だけ危険な行動はとれない」という思いは地域として頑張り続けることにつながると思います。家族・友達・近所の人・行きつけのお店の人・学校の先生、みんなでお互いを見守りあっていければと思います。

一方で、そのつながりはうわさ話やデマなどの拡散がとても速く、「自分が感染したら秩父で生きていけない」というような恐怖にもつながっています。重要な情報を大切な人と共有することはとても大切ですが、情報の確かさやその情報によって被害を受ける可能性のある人のことをしっかり考えて共有してください。新型コロナによって私たちの生活はとても不自由に変えられてしまっています。それに加えて人が人の生活を不自由にしてしまう事が無いようにしていきましょう。今、新型コロナにかかりたいと思っている人はいません。気をつけていても誰もがかかってしまう可能性があります。不運にも感染してしまった人を地域として暖かく支えられるようにしていきましょう。

今後も地域の絆をいい方向に活かしていきましょう!お互いが見張り合うのではなく温かく見守り合うことで、みんなで頑張ってみんなで乗り越えましょう!

 

新型コロナ対策は今後も長期戦が予想されています。それに伴い今後長期にわたって必要な注意点として『新しい生活様式』が発表されました。これまでの生活を考えるととても不自由で、人との距離感も開けなくてはならず寂しい気がします。ただ今後長期化このような注意が必要でになります。みんなで慣れて自然に感染対策できるようにしていきましょう。

これまではとにかく人と接触する生活を制限しましょうという状況でした。これからは、何ができて何ができないのか?何かをするときにはどんな注意が必要なのか?を考えていくことが重要です。自分の生活の中で常にそれを意識して、安全に、なるべく今まで通りの生活ができる工夫を考えていきましょう。そのための参考になる情報が『新しい生活様式』です。

次回(10)で内容を書いてみます。

 

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