秩父市の近藤医院|内科・婦人科・小児科・眼科・神経内科・家庭医療

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当院からのお知らせ

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秩父地域における新型コロナ対策について(25)

だいぶ涼しくなりました。

急に肌寒い時間帯もあるので羽織るものを持ち歩くなど、体を冷やさない様注意してお過ごし下さい。

今日は職場における新型コロナ感染症対策についてお話しします。最近は感染経路として家庭内・職場内の割合が増えています。職場内で感染が起こらない様注意して下さい。

《1感染予防対策を理解・実行する

それぞれの職場の危険なところを考える(場所・時間)

 人が集まる場所、人が集まる時間、マスクを外して飲食する所

どんな感染経路が考えられるかを考える(飛沫・接触)

どんな感染対策が必要かを考える(手段ではなく目的を考える

できることを考えてできる限りのことをする出来ないと思わない

《2》職場環境管理としての教育・訓練

①職場内の消毒:不特定多数が触れるドアノブ、手すり、エレベーターのボタンなどを定期的に消毒する。最低一日一回。

②ソーシャルディスタンス:仕事中もなるべく2mの距離をとる。とれない場合はビニールシートやアクリル板などで遮蔽する。

職場内で「3つの密」にならないような対策(環境整備・行動制限)を実施する。:3つの密」が重ならない場合でも、リスクを低減させるため、出来る限り「ゼロ密」を目指す。

④換気の徹底:できれば持続的に換気をする。最低1時間に2回以上、窓を開け換気する。機械換気の場合は窓開放との併用は不要。

《3》個人としての感染対策

全員がマスク着用:飛沫拡散防止全員することに意味がある※マウスシールドは効果の検証が十分でない(状況を選んで使用)

身体接触を避ける:接触によりウイルスが手から手へ(直接的)物を介してウイルスが手から手へ(間接的)→手から口に入って感染する

③手洗い・手の消毒を徹底;手についたウイルスを口から体に入れない。手についたウイルスを物に付着させない。(物を触る前後に必ず消毒する様に心がける)

④対面での接客などをする場合:–自分だけでなく極力相手にマスクをしてもらう様にする –それが難しい場合はフェイスガードをする –お金の受け渡しがある場合は必ず毎回手を消毒する –おもてなし=親密と考えず、おもてなし=感染対策と考える

《4》職場内の日々の健康状態の確認

①朝夕の検温、咳や喉の痛み、だるさなどが風邪症状がないか確認

風邪症状がある場合は職場に連絡・相談の上、なるべく在宅勤務

 –熱がなくても風邪症状がある場合は原則8日間は出勤しない(特に感染者との接触の可能性がある場合は徹底)

体調不良時に出社しない、出社させないルールを徹底する

 –職場の為にみんなが無理しないルール作り

従業員が職場の上司・同僚の気軽に相談できる風土作り

 –無理させてしまうことで職場内に感染拡大してしまう可能性がある

⑤重症化のリスクが高い人は、不特定の人と接触する業務・密が避けられない業務は避けるなどの配慮をする。

《5》職場内のメンタルヘルスへの配慮

①不安やストレスを軽減する

 新型コロナ感染症そのものへの不安:正しく感染対策する事で感染への不安を軽減する

 これから先の生活の不安:現状と見通しを共有して対策を立てる

あってはならない差別を防止する

 感染者や疑い例、その家族への差別:感染者が出る前から出た時の事を職場内で話し合っておく事で、動揺しない職場環境を作る

安心して療養・休業できる体制づくり

 感染リスクが高いときに安心して仕事を休める体制を整える

⦅6⦆実際に感染が疑われる場合

☆感染してしまった場合

–すぐに職場に報告して職場内での濃厚接触者の確認と使用した環境の確認をする(保健所の指示に従って)

–軽症でも最低10日間(かつ回復して3日間)は出勤停止する。主治医の指示に従って復帰を検討する

☆濃厚接触者になってしまった場合

–PCR検査を受ける –すぐに職場に報告する –PCR陰性でも2週間の健康観察をする

☆風邪症状が出てしまった場合

–すぐに職場に報告する –原則8日間出勤しない –かかりつけ医に相談して可能ならPCR検査を受ける

 

今日は仕事と新型コロナについて書いてみました。

とりあえずどうしたらいいか迷うことがあったら産業医やかかりつけ医に相談するといいと思います。安全に安心して仕事できる環境をみんなで考えていきましょう。

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インフルエンザワクチンの接種について(2020年9月29日更新)

今年のインフルエンザワクチン接種についてお知らせします。(2020年9月29日更新)

新型コロナウイルス感染症の流行を受け、今年は症状の似ているインフルエンザをなるべく予防しようという方針になっています。

そのため今年は例年以上にインフルエンザワクチンの接種を希望される方が多い可能性があり、ワクチンの不足が予想されます。国の方針としては、まずは重症化リスクの高い65歳以上の高齢者を優先的に予防接種することが指示されています。

これは65歳以上の方はインフルエンザの重症化のリスクも高く、インフルエンザが大流行するとインフルエンザでの入院の患者さんも増えてしまうため、感染症を診る医療機関がパンクしてしまうためです。一方で65歳未満の成人はインフルエンザで重症化する危険性が比較的少ないため、まずは65歳以上を優先しようという事です。秩父地域では65歳以上の方は自己負担なく接種ができることになりました。

また、次にインフルエンザが重症になる危険が大きいのは、2歳未満の小児・妊婦・免疫不全者・慢性呼吸器病・慢性腎臓病・肥満の方などがあげられます。これらの方も優先的に接種対象になっていきます。

秩父市・横瀬町では今年は小学生・中学生に対してもインフルエンザワクチン接種に2000円の補助が出る方針となりました。これは、春の休校の影響で授業の遅れなどがみられている為、インフルエンザによる学級閉鎖などを極力避ける為です。これは非常に理にかなっているのですが、上記の重症化リスクという意味では、小中学生の優先順位はあまり高くありません。残念ながら希望者全員に予防接種を行うことは難しいかもしれません。

 

 

これを受けて当院でも、10月1日以降65歳以上の当院通院中の方を優先してワクチン接種を開始します。接種を希望される方は電話か窓口での予約をお願いします。

尚、予防接種時にみなさんが密になることを防ぐため、今年は診察時間内にインフルエンザワクチンの接種も行っていく方針です。(※予防接種の時間は作りません。)

通院中の方は基本的に普段の診察後に体調の問題がなければそのまま接種する予定です。

インフルエンザワクチン接種のみで受診される方も予約された方のワクチンは確保しておきますので、慌てずに11月下旬頃までに受診してください。

 

また、10月26日以降に65歳未満の方の接種を行っていく予定です。

妊娠中の方と乳児(生後6ヶ月以降)から小学二年生までの小児、医療・介護従事者などに優先的に接種することを考えています。

ただ現時点でワクチンがどの程度確保できるかわかっていません。後半はワクチンが不足する可能性もある為、現時点では予約は開始しません。なるべく希望される方に接種できる様にワクチン確保に努めていますが、昨年と比べてもそれほど多くのワクチンは確保できない見通しです。10月中旬頃から状況を見て予約を開始する予定です。

また、今年は小児の予防接種もなるべく多くの子に接種するために、小児科学会の提案を受けて、9歳以上は1回接種。6カ月から8歳までの子も昨年度接種した子は1回接種(6カ月~8歳までで昨年接種していない子は4週間隔でなるべく2回接種)という方針でいきたいと考えております。

もし他に接種できるあてがある方は早めの接種をお勧めします。

 

ご迷惑おかけしますが、ご協力の程よろしくお願いします。

臨時休診のお知らせ

誠に勝手ながら身内の葬儀の為、

下記の日程を臨時休診とさせていただきます。

9月9日水曜日 午前・午後

9月11日金曜日 午前・午後

※9月10日木曜日は通常通り午前診療いたします。

大変ご迷惑おかけしますがご理解の程よろしくお願いします。

秩父地域における新型コロナ対策について(24)

厳しい残暑が続いています。

現在秩父地域の新型コロナ感染は落ち着いている印象です。

全国的にも新規感染者はゆるやかに減少傾向になっています。まだ第二波が落ち着いたと言える段階ではありませんが、ピークを越えてきたことは本当に喜ばしいことです。

今回の第二波も、6月下旬からの感染者数増加に伴い一人一人の感染予防の意識が高まり、対策がなされたことが功を奏して減少してきたと思われます。

しかし一方で、未だにどんな対策が決定的に有効で、感染が下火になるのかはわかっていません。

もちろん今の所一般的に言われている、マスクや手洗いの徹底、3密回避などは有効と思われるため、人と接触する時にはそれらの対策を続けていきましょう。

今日は改めて今までわかっている新型コロナの特徴についてなるべくシンプルに書いてみます。

新型コロナのことをよく知って、みんなで冷静に対応できるようにしていきましょう。

《新型コロナウイルスの特徴》

  • 風邪症状を起こすウイルス
  • 初期の頃は普通の風邪とほぼ変わらない(見分けがつかない)
  • 新型コロナの潜伏期間は1-14日(多くの人は4-5日)で発症。
  • およそ3-4割の人が感染しても無症状のままと推定される
  • 基本再生産数(1人の人がうつす人数)2-2.5人 ※感染対策などによって変化⇒9月2日時点の国内の実効再生産数は 0.85人(減少傾向になっている)
  • 発症2日前から発症後7-10日間感染させる可能性がある(特に感染力が強いのは発症前2日から発症後2日)
  • 新規感染者の半分は無症状者からうつっている(元気な人からの感染が半分くらいある)
  • 症状が長期化しやすい(熱などの風邪症状が長引きやすい。1週間くらい)
  • 感染後抗体が持続しない可能性がある(同じ人が何度も新型コロナに感染する可能性がある)
  • 人に感染させる力はまちまちで、特定の人から複数の人に感染すると言われている(5ー10人に1人が強い感染力を持っている)
  • 発症すると8-9割の人に発熱がみられる。続いて多いのは咳・倦怠感・食欲低下。味覚・嗅覚障害は30%くらいの人に見られて、この症状があると怪しい。
  • 血管に障害を起こすことがあり、重症化の中身としては呼吸機能の悪化以外に脳梗塞や心筋梗塞などをおこしてしまう。
  • 高齢者は重くなりやすい。80歳以上が感染すると死亡率は20%以上と言われている。
  • 喘息、肥満、糖尿病、慢性腎臓病、重度の肥満、心血管疾患、脳卒中既往、慢性閉塞性肺疾患が元々ある人は重症になりやすい。
  • 新型コロナに感染すると半分以上の人に数か月後も後遺症があるといわれている。倦怠感・息苦しさ・記憶力低下・睡眠障害・脱毛など。
  • 感染経路は飛沫感染がほとんど。たまに接触感染。まれに空気感染(マイクロ飛沫感染)。

《やっかいなところ》

  • 感染している人としていない人の見分けがつかない(検温などで安全の確認ができない)
  • マスクをしないで接触するとかなりうつりやすい。(感染しやすい条件がそろうと一度にたくさんの人が感染する)
  • 高齢者や持病のある人が感染すると重症化したり亡くなる確率がとても高い。
  • 重症な人が増えて病院がパンクすると病院の機能がマヒして、新型コロナの死亡率も他の病気での死亡率もあがってしまう。
  • 人の交流があると感染してしまい、しっかり予防するためには人と人の交流を断つしかない。(社会が成立しなくなってしまう)
  • ワクチンなどができても完全に予防することは難しい可能性が高い。(終息の目途が見えていない)
  • 精神的につらい。(病気の不安、生活の不安、経済的不安、かかってしまった時の不安、先の見えない不安)

《感染対策》

  • 飛沫感染対策:とにかく基本はマスクをする!(全員することに意味がある)、なるべく人と距離をとる。
  • 接触感染対策:とにかくこまめに手洗い・消毒!(物に触る前と後に消毒!食事前、顔を触る前に消毒!)
  • 空気感染対策:とにかく常に換気!(ずっと空気が流れていることを意識して)
  • 目標は常に『ゼロ密』!密閉しない!密集しない!密接しない!
  • 新型コロナとはみんなで立ち向かう!『自分を守る』⇒『家族を守る』⇒『仲間を守る』⇒『地域を守る』⇒『世界を守る』

 

 

 

9月以降の水曜日診療体制について

2020年9月より水曜日の診察時間に一部変更があります。 午前診察:9:00~12:00 人間ドッグ専用時間:15:00~16:00(事前に電話予約してください。) 午後診察:16:00~17:30 となります。  

毎週水曜日は原則婦人科の診療日とさせていただいております。(第4水曜日は眼科診療も行っています。)

新型コロナウイルス感染症対策の為、発熱・せきなどの風邪症状の方は水曜日以外の診療日に受診していただきますようお願いいたします。

内科疾患(高血圧、高コレステロール血症など)で通院中の方で、お薬がなくなってしまう場合などは、風邪症状がなければ診療可能です。

申し訳ありませんが、小児科は原則水曜日はお休みです。(他の曜日は今まで通り小児も診察します)

月曜日・火曜日・木曜日午前・金曜日・土曜日は風邪症状の方ももちろん診療します。(風邪症状の方は他の方となるべく接触を減らすため、自家用車で待っていただくこととしています。風邪症状がある場合は受付の前に一度お電話ください。)

ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。  

風邪症状の方の診察室を作りました。

本当に暑い日が続いていています。

日中車に乗ると、少し体に火が通ってしまいそうなくらい暑いですね。

この異常な暑さはもう一息の様です。うまく暑さを避けて生活するように心がけてください。

 

全国的な新型コロナウイルスの流行が持続しています。

現時点では幸い秩父地域内での大きな流行はみられていません。これは本当に地域の皆さんの努力のたまものだと思います。

これからも完全に感染者を0にしていくことは難しいと思います。ただそこから、いわゆるクラスターなどで広がらないように日ごろの注意を続けていきましょう。

 

これから秋冬にかけてさらに感染は拡大することが心配されています。また、インフルエンザなど他の感染症も流行してきます。

当院では院内感染対策の為、風邪症状の方用の診察室を作りました。元々入院患者さんがいた頃に厨房で使用していた部屋を使用しています。今後床はきれいになる予定です。

風邪症状の患者さんと、それ以外の患者さんを入り口から分けて接触しないようにするとともに、風邪症状の患者さん同士も接触しないように工夫しています。

新型コロナ専用外来というわけではありません。

風邪症状の患者さんも定期受診の患者さんも安心して受診していただけるように考えています。

 

風邪症状(発熱・せき・のどの痛み・寒気・だるさ・鼻汁)などのある方はまずお電話ください。 TEL:0494-22-0043

状況を見て診察室にご案内します。診察までは基本的に車でお待ちいただきます。

色々ご不便もおかけしますが、御協力の程よろしくお願いいたします。

 

 

熱中症警戒アラートが出ています☀️

連日の猛暑が続いています。今日は埼玉県にも熱中症警戒アラートが出ています。

「熱中症警戒アラート」は、環境省と気象庁が共同で発表している、熱中症かなり危険ですよという目安です。

予想される暑さ指数をもとに発表されます。暑さ指数は気温、湿度、日当たりなどから推定する熱中症危険度を数字にしたものです。

この数字が翌日または当日に「33」を超えると予想された場合に、アラートが発表される様です。

『もし熱中症警戒アラートが発表されたら』

※環境省からの発表の抜粋です。

1.環境省や気象庁のホームページで身の回りの気温・湿度・ 暑さ指数(WBGT)確認する

2.熱中症になりやすい高齢者、子ども、障害者は特に注意をし、3密(密集、密接、密閉)を避けつつ周囲からも積極的な声かけをする

3.不要不急の外出をできる限り控え、エアコン等が設置されていない屋内外での運動などは「原則、中止や延期」とする

4.適宜マスクを外したり、こまめに水分を補給するなど、環境省と厚生労働省が示す 「新しい生活様式」における熱中症予防行動を実践する。

 

☆ここまで暑いと一番大切なことは暑さを避けることです。特に今年は人との接触がある時はマスクをしないといけません。マスクをつけていると熱中症の危険は上がってしまうと言われています。アラートが出ている時は外出を控えて涼しいところで過ごしましょう。

☆暑さ指数の中で湿度が最も重要な数字になっています。湿度が高いと温度がそれほど出なくても熱中症になってしまいます。除湿機やエアコンの除湿機能を使うなど湿度度調整を心がけましょう!

 

秩父地域における新型コロナ対策について(23)

全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。日に日にものすごい勢いで感染者が増加しています。いよいよ本当にヤバくなってきました。

今の感染者の数を考えるとすでに2週間後には重症者が増えて、多くの地域で医療の提供が間に合わなくなってきます。新規感染者に注目が集まっていますが、新規感染者の中の一部の人が7−10日後に重症者になり、その中の一部の人が1–数ヶ月後に死亡します。重症者・死亡者は時間差で増加してきます。新規感染者が増加しているということは、その後に重症者が増加してきたらその後少なくとも2週間はどんなに感染対策をしても重症者数も増加し続けます。続けて死亡者も増加します。重症者が増加してくる前に新規感染を防がなければいけません。これ以上感染者を増やさないように頑張るのは今です。もう一度一人一人が気を引き締めて、基本に立ち返って感染予防をしましょう。

秩父地域でも多くの感染者が出てきました。今、我々がやるべき事について書いてみます。

(1)秩父地域での市中感染を増やさない

今、秩父地域にとって重要なことは、地域内での感染をこれ以上増やさない事です。最近感染が確認されている人達はほぼ同時期に感染したと思われます。その次にその人達から感染した人は4−7日後くらいに症状が出てくる可能性があり、まだこれから感染者数は増加してくる可能性があります。また感染していても明らかになっていない感染者の人も少なからずいると思われます。新型コロナは症状が出る2−4日前から人にうつしてしまうと言われていて、無症状のままで終わる人もいます。新しい感染者の50%は無症状の人からうつるとも言われています。

今秩父地域に安全地帯はありません。絶対に感染していないと言い切れる人もいません。近所は大丈夫とか仲良しな人は大丈夫とかいう発想はダメです。地域全体で危機感を高めて2週間徹底的に頑張って感染対策しましょう。地域を守る為に、みんなで頑張りましょう。

(2)個人個人の感染予防を徹底する

これまでも繰り返し書いてきましたが、一番重要なことはみんなが『自分が絶対うつらない』『自分が絶対うつさない』ことです。一人一人ができることはとてもシンプルです。人に会わなければ絶対に感染することはありませんが、生活していく上で全く人と接触しないことは困難です。基本的なルールを守って生活をしましょう。

・とにかく第一に、飛沫感染に注意してください。人と会う時はマスクを必ずしてください。マスクをしない会話は絶対にダメです。家族以外とは食事中に会話しないでください。会話をする時はマスクをして、最低1m距離をとってください。逆にこれを徹底していればかなり感染は防げると思われます。

・第二に、接触感染に注意してください。人が触ったものに触れたら必ず手を消毒してください。手洗いと消毒はやりすぎかなと思うくらいやりましょう。特に首から上に触れるとき、食べ物や飲み物に触れる時は必ず手を清潔にしておくこと、これを徹底してください。

・第三に、3密を避けてください。空気が流れていないところにいてはダメです。常に空気の流れがあるか意識してください。暑くなりますがエアコンをつけていても換気はしておくようにしましょう。大人数で集まるとどうしても人との距離が近く、声が大きくなります。集まらない・近づきすぎない様にしましょう。

(3)家族を守る

全国的に家庭内での感染が増えてきています。新型コロナの性質的に家族内での感染を予防することは困難です。家族を守るためにはみんなが家庭内に持ち帰らない様に最善を尽くしましょう。幸い感染対策が徹底しにくい子供達の間ではさほど感染が広がらない傾向があるようですが、学校や園でも引き続き感染対策をしてください。再び休校などにならない様、子供達の集団生活は守り、家庭内感染を増やさない注意をしていきましょう。家庭内に介護が必要なお年寄りなどがいる場合は家庭内でも感染対策をしてください。食事の介助など直接近距離で接触する時は家庭内でもマスクをするようにしてください。

(4)感染者を絶対に責めない

感染者を責めたり、必要以上に敬遠することはやめましょう。『秩父でなったら一巻の終わり』みたいな話もしばしば聞きますが、その感覚がなくなることを心から願っています。

本当に誰がいつかかってもおかしくありません。感染対策をしてもかかる時はかかってしまいます。重要なことは感染者が明らかになった時にその接触者をしっかり早めに調べて感染拡大を食い止めることです。風邪の症状が出てもひた隠しにしなくてはいけないような環境を作ることは重症化のリスクが増えてしまうとともに地域にとっても非常に不利益です。運悪く感染してしまった人がしっかり安心して治療に専念でき、感染拡大防止のために協力的に情報提供できるような環境を作りましょう。

もちろん感染がわかった場合は一定期間他の人と接触しないように療養する必要がありますが、軽症の場合発症から10日間くらいで感染力はほとんどなくなります。回復後の人をいつまでも敬遠することはやめましょう。感染した方をみんなで支えられる秩父地域にしましょう。

 

新型コロナウイルスは本当にやっかいです。このやっかいな敵に何とか負けないよう頑張りましょう。とりあえず2週間!みんなで頑張ると地域での感染は収まるはずです。何卒よろしくお願いします。

秩父地域における新型コロナ対策について(22)

全国的に新型コロナの感染者が急増しています。感染者数が増加することは予測されていましたが、予想より速いスピードで広がっています。

すでにご存知かと思いますが、秩父地域にも感染者が出てきています。

改めて近くで感染者が出ると緊張感が高まりますね。でも気をつけるべきこと、やるべきことはこれまでと何も変わりません。感染対策の基本に立ち返ってみんなで気をつけていきましょう。

感染した人が誰かと詮索したり、非難するのは絶対にやめましょう。誰が感染していても自分がもらわない様に注意して下さい。すでに自分が感染している可能性もあるということを考えて人にうつさない為の行動をして下さい。みんなで気をつければ地域での流行は必ず止めることができます。

みんなで注意して、みんなで支え合って新型コロナに立ち向かいましょう。冷静な行動をお願いします。

近藤医院も今まで以上に安全に配慮して診療していきます。

秩父地域における新型コロナ対策について(21)

なかなかすっきり晴れない日が続いています。ここ数日はかなり涼しくなり肌寒いくらいでしたね。

やや風邪症状の患者さんが増えている印象です。その日の気候に合わせて着るものや布団などを調整して体調を崩さないように注意してください。

ご存知の通り全国的に新型コロナの感染者がとても増えてきています。

東京都を中心に徐々に広がりを見せていましたが、懸念されていた様に感染は徐々に地方に、徐々に広い世代に拡大してきました。日々不安になる数字が出てきていますが、現在の状況を少し考えてみます。

(1)感染者数について

感染者数の動きを見ると、第一波と言われた流行は4月をピークに一旦収束しました。しかし6月下旬から急速に増加傾向になり、ここ数日は全国で400人を超える状態になってきています。東京都で特に感染者の増加が見られており、7月15日に『感染が拡大している』という評価になりました。東京では4月のピーク時に一日1300人程度の検査がされていましたが最近では一日3000~4000人くらい検査される様になりました。以前よりも検査が多くなり見つかりやすくなっているのは確かかと思います。ただ最近どんどん数が増加傾向であることは間違いなさそうです。

医療機関に患者さんが来たときに検査をするかどうかは、どれくらい怪しいとと考えるかによって大きく左右されます。今東京の20代で風邪症状のある人をみれば積極的にコロナを考えて検査をされていると思います。一方で秩父で子供の風邪症状をみても多分コロナではないだろうと思って積極的に検査をしていません。今は東京の20-30代の患者さんはとても見つかりやすくなっているのです。そのためこれから地方でも感染が見つかり始めると、検査の件数も一気に増えて急激に感染者が判明してくる可能性があります。

今大丈夫だと思っている地域でもすでに見つかっていない感染者がいる可能性を考えて注意している行動していることが重要です。

(2)陽性率について

検査の陽性率という言葉がよく出てきます。これは検査をした人の中で本当にコロナだった人の数です。東京都では検査の陽性率も上昇していて6%位になっています。4月のピーク時は陽性率30%の時もありました。陽性率が高くなるということは、検査の数が増えたからだけでなく実際に感染者が増えている可能性を考えます。また新宿区などでは陽性率が40%近くになっている所もあり、検査をすると2.5人に一人は陽性になる状況です。これだけ陽性率が高いと検査を受けていない人の中にもたくさん感染者がいる可能性が考えられ、いわゆる市中感染(街中で感染が広がっている)心配がとても強くなります。

東京での陽性率の上昇は都内の感染者数が増えていること、街中での感染リスクが高くなっていることを表しています。陽性率は今後も注意してみていく必要があります。

(3)感染者の広がり・年代について

前述しましたが、感染は明らかに東京から他の地域に拡大してきています。埼玉県もどんどん感染者数は増えている状況です。感染者数が増えてきた場合に、地方では都心に比べて医療が間に合わなくなるということがあっという間におこります。都心よりも数がずっと少なくても直接的な地域としての被害は大きくなります。単発の感染者は今後避けられないと思いますが、秩父地域内での市中感染が起こらない様みんなで注意していきましょう。

今は都心部でも20−30代の感染が中心になっています。しかし7月に入り明らかにその上の世代、子供世代の感染も増えてきています。世代の横のつながりの感染から、縦のつながりに感染が広がっているといえます。現時点では50歳未満では重症化は1%程度ですが、50−60代は5%、70歳以上は15%程度の重症可がみられるとされています。現時点では若い人たちからの縦の感染に注意する様にしましょう。

(4)感染経路について

感染者の中で接触歴不明者数が増加傾向です。『夜の街』関連が言われ続けていますが、今はすでに日常生活のどこで貰ったかわからない感染者が増えています。これまではっきりは言われていませんが、恐らく通勤電車や飲食店での感染もあるのだと思います。都心部では特にですが、今は世界中どこでも安全地帯はないと考えて注意しておく必要があります。接触歴不明の人達も必ずどこかで感染者と接触してしまっています。接触感染・飛沫感染・密閉空間での空気感染、に常に注意を払う様にしましょう。

また、職場内や家庭内での感染例も増えてきています。職場内での感染予防の徹底や、家族みんなで家族の為に家庭にウイルスを持ち込まないよう努力していきましょう。

(5)無症状症感染者について

重症者は現時点では大きく増加していません。一方で東京では無症状で感染がわかる人が全体の20%近くなっています。これは以前から言われていることですが、表に出ていない感染者が多数いることが考えられます。無症状者がそれだけいるということは、無症状で検査を受けていない人も沢山います。また、とても軽い風邪症状で自分はただの風邪だと思っている人もたくさんいるはずです。新型コロナは元気な人達の中にもすでに潜伏していると思われます。繰り返しになりますが、人と接触する時は体調の良し悪しに関わらず、常にお互いに『自分がうつらない』『相手にうつさない』行動を取る様にしてください。

 

新型コロナの流行は今はとても心配な状況になっています。この感染症をなんとかこれ以上広げないために、もう一度みんなで頑張りましょう。

自分を守る事が、家族を守る事に、地域を守る事に、日本を守る事に、世界を守る事につながっていきます。みんなで力を合わせてコロナに負けないようにしていきましょう。

 

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所在地:埼玉県秩父市日野田町1丁目9-30
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