秩父市の近藤医院|内科・婦人科・小児科・眼科・神経内科・家庭医療

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当院からのお知らせ

当院からのお知らせ

【重要】風邪症状外来について(2023年7月13日更新)

当院の風邪症状外来(発熱外来)についてご連絡します。

5月の中旬くらいから、小児の感染症が非常に多い状況が持続しています。コロナ対策の緩和により、ここ数年大きな流行のなかった『こどもの風邪』が一斉に流行している様な状況です。

最近ではヘルパンギーナや手足口病などの喉の痛みと高熱がでる夏風邪と、RSやヒトメタニューモウイルスなどの咳が強く熱が長いタイプの咳風邪が多く、それに加えてアデノ・溶連菌などもいてカオスな状態が続いています。その上コロナのり患者も増加傾向で、小児のコロナも多くなってきました。症状が比較的重くなってしまうことも多く、市立病院の小児科も検査や点滴を要するこどもさんが多く大変な状況の様です。

こども達が日常生活の中で風邪をひくことはある程度仕方ありませんが、現在秩父地域では小児の風邪症状が多すぎて対応しきれないような状況になっています。

たくさん遊んだ日は早めにしっかり休養を取る、暑い日でも体を冷やしすぎないように注意する、バランスよくしっかり食事をとるなど、風邪に負けない体力づくりを心がけていただければと思います。

 

当院の風邪症状外来については、コロナ禍の教訓で、安全管理上の観点から制限なく風邪症状の方の診察を行うことは難しいと考えています。受診される方とスタッフの安全管理と、通常診療を維持する為、風邪症状での受診者数の上限枠を設定させていただくこととしています。また、コロナは5/8以降に5類感染症に変更となりましたが、今後も感染症症状と一般診療は隔離の診療体制継続が必要と考えています。※当院は小児科の医療機関ではありませんが、小児の受け入れ医療機関が少ないこともあり、現状では小児を優先的に受け入れています。

ご不便をおかけしますが、ご協力の程よろしくお願いいたします。

 

【風邪症状外来(発熱外来)の受診について】

(1)風邪症状(発熱・咳・鼻汁・頭痛・下痢・関節痛など)で受診される方は事前に電話してください。電話をいただいた方は時間帯の割り振りをさせていただきます。(9:30-10:00頃等)ただ、時間の割り振りは受診の集中を避ける為なので、診療の状況によっては来院後も診察までお待たせしてしまうことがあります。厳密に予約時間ではありません。診療内容によって要する時間が異なる為ご理解ください。あくまで来院して頂く時間の目安なので、時間に余裕を持って受診してください。

(2)対象は、①当院かかりつけの大人の方と、②14歳以下の小児(小児の受け入れ医療機関が少ない為。小児は初診も可です)とします。※対象の方が受診される場合、同居家族の方(有症状)については極力対応しますのでご相談ください。※無症状の方の陰性証明などの検査は原則行いません。

(3)直接来院された場合も、原則時間の割り振りをさせて頂きます。なるべく自宅から電話を入れてから受診してください。※診療の空き状況によってはそのまま受け付けしますが、難しいこともあります。

(4)電話は朝8:40頃から受け付けます。※時間帯によってつながりにくくなります。極端に早い時間の電話はお控えください。

(5)新型コロナやインフルエンザの検査は希望があれば極力対応します。ただ、検査は、症状や周囲の感染状況、その日の検査数、検査キットの在庫状況により変わります。必ずしもPCR検査を行うわけではありません。※当院では新型コロナやインフルエンザの迅速検査は、原則鼻の奥を綿棒でこする方法(鼻咽頭ぬぐい法)で検査します。

(6)風邪症状(発熱・咳・鼻汁・頭痛・下痢・関節痛など)で受診される方は、風邪症状専用の診察室で診察します。なるべく車で来院し、院内には入らず駐車場から電話して受付してください。※自転車や徒歩で受診される場合は事前にお知らせください。流行状況により待ち時間がかなり長くなることがあります。申し訳ありませんが、予めご了承ください。トイレはなるべく済ませていらしてください。※必要な時はご案内しますので電話でご相談ください。

(7)小児の風邪症状も、事前に電話をしてから受診してください。風邪症状の方が多い場合は、お待たせする時間がかなり長くなってしまう可能性がありますので時間に余裕を持って来院してください。また、明らかに緊急性のある状態の時は電話時にお伝えください。当院は小児科専門医のいる医療機関ではない為、病状によっては小児科医療機関の受診をお勧めする場合や、受診後ご紹介する場合もあります。

(8)当日受付枠がいっぱいになってしまった場合は、その日の受付を終了する場合があります。極力お断りしないようにしていますが、状況により受け入れきれないこともあります。申し訳ありませんがご理解ください。翌日以降の予約は受け付けません。

 

今の感染症大流行はいずれ落ち着くと思っていますが、夏祭りなどもある為更なる感染症の拡大には注意が必要です。

・風邪に負けない様、規則正しい生活を心がけましょう。

・解熱剤や風邪薬などの置き薬を準備しておきましょう。

・コロナの抗原キットを自宅にいくつか用意しておきましょう。※陽性の場合は、翌日から5日間は原則自主的に隔離期間としてください。濃厚接触者の方は体調の変化に慎重に注意してください。もちろん症状が辛い時は医療機関に相談して下さい。

症状が出た時に、医療機関の受診方法を事前に確認しておきましょう。

新型コロナと小児の風邪について

梅雨入りしましたが、蒸し暑い日が続いています。

すでに熱中症や夏バテの症状も見られており、暑さ対策をより意識していく必要がありそうです。

さて、全国的に小児の風邪症状が増加しています。最近はニュースにもなっていますが、ヘルパンギーナや手足口病などの夏風邪が増加しています。また、小学生以上の子達に多いマイコプラズマも今年は数年ぶりに出てきており注意が必要です。

コロナ感染症についても最近は増加傾向です。最近2週間くらいで秩父地域では比較的急速な増加傾向が見られており注意が必要です。現在秩父郡市医師会のホームページから秩父地域の感染状況が確認できるようになっています。感染状況にもご留意いただければと思います。https://chichibu-ishikai.jp/

小児の風邪症状については、色々な風邪が混在していて診断がはっきりしない事も多々あります。最近秩父地域でも多いのはヘルパンんギーナです。

ヘルパンギーナは38〜40℃の高熱が急に出て2−3日持続します。喉ちんこの根元のあたりに小さな水ぶくれができて喉の痛みを伴います。喉の痛みと高熱で食欲が低下して、時には水分摂取も減ってしまい脱水になってしまうことがあります。初期に頭痛や腹痛を伴うことがありますが、咳や鼻水などの症状はそれほど強くならない事が多いです。手足にも湿疹が出ると手足口病です。ヘルパンギーナと手足口病は同じエンテロウイルスの感染症で似たような病気です。多くの場合は2−3日で解熱して元気になります。初期の熱性けいれんと、脱水症に注意して看てあげてください。

『ヘルパンギーナ』

ヘルパンギーナに有効な薬はありません。辛い時期をうまく乗り切ることが重要です。①水分を十分にとるようにしてください。熱いものやオレンジジュース、すっぱいものは避けてください。冷ましたおみそ汁やスープ、リンゴジュース、牛乳、経口補水液などが比較的しみにくく飲みやすいと言われています。②食欲が低下してしまうので酸っぱいものや塩辛いものは避け、冷たくてのど越しの良いものをとるようにしてください。冷ましたおじや、豆腐、やわらかくしたうどん、バナナ、ゼリーなどが比較的食べやすいと思います。あくまで参考なので基本的にはこどもさんが飲みたがったり、食べたがって、とれるものであればなんでも良いです。水分と糖分が不足しないように気をつけて辛い時間を乗り切りましょう。③家庭内の感染対策として、こまめの手洗いとタオルの共用は避けてください。便からもウイルスが出るのでおむつ交換後などもよく手を洗ってください。④解熱して、ご飯が食べられて、元気があれば登園・登校可能になります。ただ、流行状況によって登園の目安を少し変更している場合もあるので、診断された場合には園に報告して指示に従ってください。

『その他の風邪』

現在はヘルパンギーナ以外にも、咳や鼻汁が強い風邪、胃腸炎症状の風邪なども見られています。コロナも増えているようですが、実際にはコロナの検査は陽性にならない風邪のこどもさんが多いです。RSやヒトメタニューモウイルスなども時々出ますが、どこかですごく流行しているという印象はありません。風邪症状のこどもさんをお家で看ているのはかわいそうで大変ですが、ほとんどの風邪には特効薬がありません。辛い時期の症状を少しでも和らげてあげつつ、本人が病気に勝つのを見守るというのが基本になります。一般的なホームケアについて簡単に書いてみます。

『風邪症状のホームケア』

①風邪の時に出る症状は、病気とたたかう為の防御反応です。症状を完全に抑える事は逆効果になってしまう可能性もあります。発熱は、熱が高くて飲食できない、眠れないなどの時に、消耗を防ぐ為に解熱剤を使用します。元気な時は無理に平熱を目指して下げる必要はありません。咳症状は辛さを軽減する為にたんきりの薬や咳止めを使用しますが、あくまで咳き込んで眠れない、吐いてしまうなどの症状を軽減する為です。薬を飲んでもすぐに治ったりするものではありません。こどもさんが病気と戦っているのをサポートするつもりで見守ってください。

②鼻水症状には鼻うがいや鼻水吸引が有効です。鼻うがいは小さい子はできませんが、熱が高くなければ入浴後などに鼻吸引をしてあげてください。寝ている時の鼻詰まり症状などにはヴェポラップのような物も有効だと言われています。

③咳症状には、部屋の加湿と水分補給が重要です。ヴェポラップや、1歳以上のこどもさんには少量のはちみつ(ティースプーン一杯程度)を飲ませることも効果があると言われています。寝る時は少し上体を上げるなど、なるべく楽な姿勢にしてあげてください。鼻汁が多い場合は鼻の垂れ込みが原因になる為上記の鼻水対策も並行して行ってください。

④発熱に対しては、高熱の時は脇の下などを氷枕などで冷やしてあげる(クーリング)と少し楽になる場合があります。ただこどもさんが嫌がってしまう場合などは無理にやる必要はありません。クーリングや熱さまシートは本人がやった方が快適そうであればやってあげる様にしてください。

⑤こどもさんがぐったりしてしまったり、呼吸が辛そう、高熱が持続するなどの時は再度医療機関を受診してください。この様な場合は夜間でも夜間救急に相談しましょう。また、秩父地域では小さいこどもさんの検査や点滴ができる医療機関は多くありません。(当院では行えません。)体調が悪く心配な時はなるべく平日の午前中に医療機関に相談するようにしてください。

コロナ対策の緩和に伴い、こどもの風邪が全国的に急増しています。コロナ禍の対策が異常だった事もあるのである程度の流行は致し方ありません。ただ、こどもが風邪をひいている時はこどもさんもかわいそうですし、お父さんお母さんも大変になります。日頃から家族中で風邪に負けない体力づくりと、早めのホームケアをよろしくお願いします。

 

婦人科臨時休診日のお知らせ

婦人科臨時休診日のお知らせです。

院長が出張の為、下記日程で臨時休診となります。

4/28(金):1日休診

5/12(金):1日休診

ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。

尚、内科・小児科の診療は通常通りです。婦人科の薬が切れてしまう場合などは、なるべく対応しますので受付にてご相談ください。

ゴールデンウィークのお休みはカレンダー通りです。(祝日は休診です。)

寒暖差が大きい日が続いています。風邪などひかない様気をつけてお過ごしください。

女性医師外来のお知らせ

すっかり春めいてきました。

日差しが気持ち良いですが、花粉がものすごいですね!先週あたりは見たことないくらいたくさん花粉が飛んでいました。スギ花粉については今月いっぱいは非常に多い状況が続くと思われます。花粉対策をしっかりして注意してお過ごしください。

さて、当院では隔週水曜日に女性医師の外来を始めることとしました。

【医師】工藤尚子

【専門】総合診療(内科系全般のご相談にのります。)

【日時】隔週水曜日 月によって変わることがあるため、初めて受診される方は事前にお電話でご確認下さい。受付は10:00〜12:00です。(現時点では午前のみです。)

☆これまで水曜日は婦人科のみの診療でしたが、隔週で内科のご相談も受けられるようにしました。女性医師が担当するため、普段男性医師に相談しにくい様な内容でも気軽にご相談ください。(女性特有の健康問題や排尿に関することなど)全ての問題を解決できるわけではありませんが、一緒に対応を検討させて頂きます。

※相談内容によってはお話を聞いた上で必要に応じて院長の婦人科診察を並行してご案内する場合もあります。

☆普段他の曜日にかかっている内科疾患の方でも、ご都合で水曜日が良い方などは受診していただいてもちろん結構です。※水曜日は原則女性限定の診療日とさせて頂きます。

風邪症状以外の小児(花粉症や皮膚トラブル)なども極力対応します。内容によって対応が難ししい場合もあるため、事前にお電話でご確認下さい。

来年度も引き続き第3土曜日の神経内科診療日は嶋田倫子医師が継続して行います。認知症や慢性頭痛、めまいやしびれなどのご相談をお受けしますのでご利用ください。(月によって週が変わることがあるためご確認下さい。)

よろしくお願いします。

 

 

【重要】風邪症状外来について(2023年1月9日更新)

当院の風邪症状外来(発熱外来)についてご連絡します。

12月か始まっている第8波が持続しています。年末年始を超えて、新型コロナウイルスに加え、インフルエンザAの流行も本格化してきました。今後学校などの再開に伴い、さらに感染拡大してしまうことが懸念されます。

当院の風邪症状外来については、年末からさらに受診者数が増え、安全管理上の観点から制限なく風邪症状の方の診察を行うことは困難になりました。これまで可能な限り多くの患者さんに対応してきましたが、受診される方とスタッフのの安全管理と、一般診療を維持する為、2023年1月10日より、受診者数の上限を設定させていただくこととしました。

ご不便をおかけしますが、ご協力の程よろしくお願いいたします。

 

【風邪症状外来(発熱外来)の受診について】

(1)風邪症状(発熱・咳・鼻汁・頭痛・下痢・関節痛など)で受診される方は事前に電話してください。電話をいただいた方は時間帯の割り振りをさせていただきます。(9:30-10:00頃等)ただ、時間の割り振りは受診のの集中を避ける為なので、診療の状況によっては来院後も診察までお待たせしてしまうことがあります。あくまで来院して頂く時間の目安なので、時間に余裕を持って受診してください。

(2)対象は、〇当院かかりつけの大人の方と、〇14歳以下の小児(小児の受け入れ医療機関が少ない為初診も受け付けます)とします。無症状の方の陰性証明などの検査は原則行いません。※対象の方が受診される場合、同居家族の方(有症状)については極力対応しますのでご相談ください。

(3)直接来院された場合も、原則時間の割り振りをさせて頂きます。なるべく事前に電話を入れてから受診してください。※診療の空き状況によってはそのまま受け付けします。

(4)電話は朝8:40頃から受け付けます。※時間帯によってつながりにくくなる可能性があります。

(5)新型コロナやインフルエンザの検査は希望があれば極力対応します。ただ、検査の種類は、症状や周囲の感染状況、その日の検査数、検査キットの在庫状況により変わります。必ずしもPCR検査を行うわけではありませんのでご了承ください。※当院では新型コロナやインフルエンザの迅速検査は、原則鼻の奥を綿棒でこする方法(鼻咽頭ぬぐい法)で検査します。

(6)風邪症状(発熱・咳・鼻汁・頭痛・下痢・関節痛など)で受診される方は、風邪症状の専用診察室で診察します。なるべく車で来院し、院内に入らず駐車場から電話して受付してください。流行状況により待ち時間がかなり長くなることがあります。申し訳ありませんが、予めご了承ください。トイレを済ませてからいらしてください。※自転車や徒歩で受診される場合は事前にお知らせください。

(7)小児の風邪症状も、事前に電話をしてから受診してください。風邪症状の方が多い場合は、お待たせする時間がかなり長くなってしまう可能性がありますので時間に余裕を持って来院してください。また、明らかに緊急性のある状態の時は電話時にお伝えください。当院は小児専門の医療機関ではない為、病状によっては小児科医療機関の受診をお勧めする可能性もあります。

(8)当日受付枠がいっぱいになってしまった場合は、その日の受付を終了する場合があります。翌日以降の予約は受け付けません。申し訳ありませんが、ご了承下さい。

 

医療機関の発熱外来は12月からひっ迫した状態が持続しています。今後新型コロナでもインフルエンザでもなかなか医療機関に受診できなくなる可能性が高くなっています。

今のうちにできる準備として、

・なるべくワクチン接種をしておく。(インフルエンザ・新型コロナウイルス)

・解熱剤や風邪薬などの置き薬を準備しておく。

・コロナの抗原キットを自宅にいくつか用意しておく。

症状が出た時に、自己検査で陽性者登録する方法や、医療機関の受診方法を事前に確認しておく。

ことをお願いします。

 

新型コロナ感染症の拡大により、全国的にも年始から過去最高の死者数が更新されており、入院医療機関のひっ迫状況は続いています。これからさらに変異株による第9波につながっていくことも懸念されています。多くの方は軽症の風邪で済みますが、感染者数が増えすぎると、一部の方が重症化したり、医療を受けられなかったりして尊い命が犠牲になります。引き続きの感染対策を何卒よろしくお願いいたします。

2022年秩父地域と新型コロナ(17)

今年もあとわずかになりました。

秩父らしい滲みるような寒さが連日続いています。空気も非常に乾燥して真冬の到来を感じます。

年末年始を前に秩父地域の新型コロナウイルス感染症は非常に厳しい状況が持続しています。

12月に入り過去最高の感染者が出ており、発熱などの風邪症状でも医療機関を受診することが難しくなっていたり、新型コロナに感染して症状が重くなっても入院ができない状況です。

年末年始は医療機関も当番制になっています。秩父地域は他の地域に比べ非常に多くの医療機関が年末年始も診療をして下さっていますが、現在の感染者数を考えると医療機関のひっ迫は避けられません。年末年始の診療体制については秩父郡市医師会のホームページからご確認ください。

 

尚、重症化リスクが低く、症状が強くない方は自己検査・陽性者登録・自宅療養もご検討ください。(医療機関を受診しなくても陽性者登録をして療養することができます。)https://www.city.chichibu.lg.jp/10356.html

☆(1)65歳以上の方、(2)小学生以下の小児、(3)妊娠中の方、(4)基礎疾患のある方、は発熱などのつらい症状がある場合は医療機関に相談してください。

 

年末年始で人が集まる機会も多くなると思います。大切な人と楽しい時間を過ごしていただればと思いますが、お互いを守るための慎重な行動をお願いします。

特に、のどの調子が悪い、熱っぽいなど体調が悪い時は、症状が軽くても人にうつさない様に気をつけてください。秩父地域全体を守るために何卒よろしくお願いします。

 

来年が明るい良い年になりますように。来年もよろしくお願いいたします。

 

2022年秩父地域と新型コロナ(16)

秩父の厳しい寒さが訪れました。氷点下になると急に寒さの次元が違う感じがします❄️
3ヶ月予報が出ましたが、1-3月の寒さは平年並みとのことです。ただ、日本海側では大雪などの問題も出ており、秩父地域も寒さや雪に対しての備えが大切です。改めて食糧の備蓄など災害への備えもご確認ください。

明日は冬至です。太陽が出ている時間が最も少ない日ですが、明日を境に少しずつ日が伸びていくと思うと、なんとなくうれしい気持ちです。

さて秩父地域の新型コロナウイルスの感染状況は過去最悪の状況になっています。夏のピークを大きく超えて、一日300人近い新規感染者が出ています。
今日は新型コロナの症状経過と、現時点の秩父地域の問題点について書いてみます。

今もオミクロン株が主流で、多くの方が比較的軽症で、数日間で症状は軽減していきます。診療している印象と、頻度の高いコロナの症状経過について書きます。ただ典型的な症状がなくてもコロナを否定することはできず、鼻汁程度で陽性になる事もかなりあります。接触が疑われる時などは注意が必要です。

『コロナらしい症状経過』
※症状の順番は前後することもあります。

①のどの痛み、渇いた感じ、のどのいがいがする
→のどの症状が強い人は、食事が取れなくなったり、激痛で眠れなかったりする方もいます。
頭痛、体の痛み、倦怠感
→頭痛はかなりの頻度でみられます。熱は半数程度にみられるといわれていますが、逆にいうと半分の人は熱が出ません。※こどもは足が痛いという子が結構います。大人は腰や背中、節々が痛いという方が多い印象です。

③熱が出はじめる頃に、腹痛や嘔吐がみられることがあります。嘔吐は大体一時的で、何回も吐くのは稀です。嘔吐が頻回だと胃腸炎のことが多い印象です。軟便程度の下痢も見られます。下痢も水様便になって何回も出ることは稀です。

④咳、鼻汁症状
→最初はなんとなく咳払い程度の咳が多いですが、強くなる人は夜眠れないくらいの咳症状になってしまう事もあります。息苦しさや痰が切れなくて苦しい感覚を自覚する方もいます。酸素が下がってしまうほど呼吸が悪くなってしまうことは稀ですが、喫煙者や喘息がある方などは注意が必要です。

⑤味覚嗅覚障害は最近は稀になっています。ただ一時的に症状が出ることはよくあります。ほとんどは数日で改善し、1週間くらいでなくなります。

⑥4週間以上症状が残ってしまう、いわゆる後遺症はそれほど多くありません。ただだるさが残ってしまったり、なんとなく頭がすっきりしないなどの症状が数ヶ月持続する事もあります。咳は完全に治るのに数ヶ月かかる場合もあります。

○これらの症状で、インフルエンザなどと区別する事は困難です。現状では「インフルエンザの時と似ている」と言っていらっしゃる方のほとんどは新型コロナです。※インフルエンザもちらほら出ていますがまだ少数派です。

上記の通りほとんどの場合は比較的軽症で1週間程度で回復します。逆に辛い症状が3日程度で落ち着かない場合は他の病気の合併なども考慮する必要があります。

《現状の秩父地域の問題点》
現状は新型コロナの感染者が増えすぎています。発熱外来はどこも連日いっぱいいっぱいで、風邪症状で受診したい方全員の診療をすることができません。定期通院の診療もいつも通りの時間をかけて行うことは困難になっています。

また、埼玉県全体のコロナ病床がひっ迫していて、新型コロナに感染して症状が重くなってしまった方も入院することは困難になっています。苦しくなっても家や施設で過ごさざるを得ない状況になっています。

今までの波と大きく違うところは、今の状況が地域全体にあまり伝わっていないという所です。報道もとても少なくなっているので、なんとなく学校閉鎖などのうわさ話を聞いてもどの程度まずい状況なのかはわからないと思います。現時点で秩父地域と埼玉県は他の地域と比較してとても厳しい状況にあります。

これから年末年始になりますが、これ以上急激に感染者を増やさない様、日頃の感染対策へのご協力をよろしくお願いします🦍

『新型コロナの検査を受けられた方へ』

秩父地域も新型コロナ感染の急激な拡大が持続しています。多くの学校で学校閉鎖や学級閉鎖などが見られており、どことなく誰となく拡大が続いている状況です。

今は全体として社会生活に制限を極力せずに、コロナと共生していく方針です。その中でも、大きな感染拡大や、抵抗力の低下している方が感染して重症化してしまう様な事は防がなくてはいけません。

今は流行期なので、今一度職場や学校などでも、誰か感染者がいてもお互いに『うつらない』『うつさない』を意識して徹底してください。体調が悪い時に無理して1日頑張ってしまうと、周囲に感染を広げてしまいます。風邪症状を感じたら、早めに休むことも非常に大切です。

すでに発熱外来はパンクしており、非常に待ち時間も長くなっており、大変ご迷惑をおかけしております。時間予約にすることも検討しておりますが、発熱外来だけをやっているわけではなく、一般診療やワクチン接種と並行して行っており、また発熱外来も症状や状況により、1人の診療にかかる時間も大きく異なります。なかなか時間を決めて診療を進めることは難しい状況です。その日の状況によっては診療や検査をお断りせざるを得ない場合も出てきております。

以下は、コロナの検査を受けられた患者さんにお渡ししている資料です。療養期間や濃厚接触者としての隔離期間を守ることも、非常に重要です。是非一度読んでいただき、できれば埼玉県のホームページのコロナ情報なども一度見ておいていただければと思います。

これ以上感染を拡大させいない様、ご協力何卒よろしくお願いします。

 

『新型コロナウイルスの検査を受けられた方へ』

診察の結果新型コロナウイルス感染症の可能性があると判断し、検査を行いました。

検査結果が出るまでは、『陽性』になる可能性がある為、なるべく接触者を増やさないよう注意してお過ごしください。

《検査の結果が陽性だった場合》

1 65歳以上の方、妊娠中の方、基礎疾患などがあり新型コロナウイルスの治療薬が処方される場合は医療機関から発生届が出されます。保健所等から連絡が来ますのでお待ちください。翌日までに連絡が来ない場合は検査を受けた医療機関にお問い合わせください。
2 64歳未満で、上記に当てはまらない方は、ご自身で陽性者登録をしてください。お渡しした別紙(陽性者登録用紙)を参考に登録をお願いします。用紙の表面のQRコードを利用するか、「陽性者登録 埼玉県」で検索していただくと登録画面が開きます。登録の際には『健康保険証』と『医療機関で受け取った陽性者登録用紙(医療機関にかかったことの証明になります。)』が必要です。登録方法がわからない場合は用紙に記載されている電話番号にお問い合わせください。登録をすることで①体調悪化時の相談(24時間)②必要に応じた医療の提供③パルスオキシメーターの貸し出し④宿泊療養施設の申し込み、などが受けられるようになります。また、療養中の注意事項などもメールで通知が来るようになりますので是非登録してご確認ください。

陽性者登録QRコード

◎陽性者は症状が出現した日(発症日)の翌日から7日間は療養期間となります。

8日後の時点で24時間以上症状が消失していれば療養解除となります。療養解除となっても症状がある方は発症から10日間、症状がない方でも発症から7日間は人にうつしてしまう可能性のある期間なので、基本的な感染予防対策を徹底してください。

◎自宅療養中に体調が悪化した場合は、かかりつけの医療機関、又は陽性者相談窓口(0570-089-081)に早めにご相談ください。

◎家庭内での感染を予防するため、埼玉県のホームページにある『新型コロナウイルス感染症で自宅療養される方へのご案内』という所から、『自宅療養の手引き』をご参照ください。

◎濃厚接触者について

発症の2日前にさかのぼって会食やマスクを外して会話をしたなど「濃厚接触者かな?」と思われる方がいらっしゃいましたら、ご自身でお伝えください。

・同居家族は基本的には濃厚接触者となります。

・濃厚接触者は症状の有無に関わらず、原則5日間(自主検査にて3日間に短縮する方法もあります)の自宅待機が必要です。待機期間中に風邪症状が出現した場合は、自主検査をするか、医療機関に相談してください。

◎療養証明書は原則発行されません。陽性の証明が必要な場合は陽性者登録用紙をご活用ください。

《検査の結果が陰性だった場合》

◎陽性者登録用紙をすでに受け取っている場合は破棄して下さい。

◎検査が陰性でも濃厚接触者になっている場合は、陽性者との最終接触から原則5日間は自宅待機が必要です。

◎濃厚接触者、濃厚接触者でなくても周囲に感染者が複数いる場合、症状が疑わしい場合は、時間を空けて再検査が必要な場合があります。自主検査を行うか、医療機関にご相談ください。

◎発熱や咳などの症状がある場合は、検査が陰性でも完全に新型コロナウイルス感染症が否定できるわけではありません。コロナ以外の『風邪』だとしても、症状がある間は周囲の人に感染させない様、注意してお過ごしください。症状が悪化した場合、自分以外の家族が新型コロナウイルス感染症にかかっていることがわかった場合などは再度医療機関にご相談ください。

◎症状改善後は、社会生活の制限はありませんが、発症から7日間程度は普段以上に基本的な感染対策を徹底してお過ごしください。

 

※上記内容については制度が変更になる場合があります。最新の情報をご確認下さい。

年末年始休診のお知らせ

年末年始の休診日についてお知らせします。

2022年年末は、12月30日(金)午前まで診療を行います。30日の午後から休診となりますのでご注意ください。

2023年年始は、1月6日(金)より診療を開始します。

 

休診期間:2022年12月30日午後~2023年1月5日

 

年末年始は、混みあう日があるかと思いますが、ご理解の程よろしくお願いします。

12月臨時休診のお知らせ

令和4年12月3日は秩父夜祭の為終日休診です。

 

また、婦人科診療(院長診察)については都合により12月1日も休診となります。※内科診療は通常通り行います。

曜日の関係もあり、婦人科は12月1日木曜日~12月5日月曜日まで休診です。御気をつけて受診してください。

尚、内科の診療日であれば、処方が切れてしまう場合などはご対応いたしますので、窓口にてお声がけください。

ご迷惑をおかけしましが、よろしくお願いいたします。

 

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近藤医院について

近藤医院について

所在地:埼玉県秩父市日野田町1丁目9-30
TEL:0494-22-0043
時間:午前 9:00~12:00,午後15:30~18:00
詳細はこちらから

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