当院からのお知らせ
これから新型コロナワクチンを受ける方へ
65歳以上の方の新型コロナワクチン接種がいよいよ秩父地域でも開始されました。先週から集団接種が始まり、今週から各医療機関での個別接種も始まります。ワクチン接種が進んでいる国の様子を見ると、ワクチン接種によってかなり状況が好転しています。日本は様々な理由で開始が遅れていますが、悲観せずにこれから前向きにワクチン接種を進めていきましょう!
《これから新型コロナワクチンを受ける方へ》
【当日の持ち物】
①接種券:市町から届いたバーコードのシールがついている券です。
②保険証:本人確認のため。また副反応などがあると保険医療で医療処置をする場合があります。
③予診票:市町から届いていると思います。わかるところは全て記入してお持ちください。
④肩の出しやすい服装:Tシャツなど肩全体がすぐに出るものを着て、上着は脱ぎやすいものにしてください。(インフルエンザなどより上の方に接種します。)
【ワクチン接種の流れ】
現在使用されているファイザーのワクチンは、3週間空けて2回接種します。1回目で強いアレルギー症状が出た方は2回目を打つことはできませんが、発熱や頭痛などの副反応が出ても2回目を打つことができます。ワクチンを1回接種して2週間ほどで効果が出始め、2回目の接種後1週間で十分な効果が出ると言われています。ただ、接種後も社会全体の感染が落ち着くまでは今まで通りの感染対策を継続する(マスク・手の消毒洗浄・3密回避)ことが重要です。
【当日の流れ】
①15分前を目安に来院してください。
②受付で接種券・予診票・保険証の確認します。(予診票はなるべく全て書いて持参してください。)
③待合室で順番まで待機していただきます。(診察時間内に接種するので時間は多少前後する可能性があります。)
④診察室で医師が問診、問題がなければ※ワクチン接種を行います。新型コロナワクチンは筋肉注射です。接種時の痛みは、インフルエンザワクチンなどより少ないと言われています。接種部位は揉まないでください。
⑤待合室で直後のアレルギーが出ないか15分~30分待機していただきます。
⑥当日はゆっくり過ごしてください。お風呂は入って構いませんが、接種部位を強くこすらない、長湯しないようにしてください。激しい運動やアルコール摂取は控えてください。
⑦接種後5時間程度で接種部位の痛みや頭痛などが出ます。辛いときは解熱剤(カロナールなど)を内服しても結構です。ゆっくり休むようにしてください。
⑧接種翌日に副反応は最も強くなります。翌日は大事な予定は入れず、ゆっくり過ごせるようにしてください。
※当日、明らかな発熱(37.5℃以上)のある方、2週間以内に他のワクチンを接種している方、症状の強い急性の病気(風邪症状や胃腸炎など)にかかっている方、は接種できません。
【ワクチンの効果は?】
ワクチンの発症予防効果は95%と非常に高く、感染予防や重症化予防の効果も高いと言われています。また65歳以上の方への有効性も高いとされています。
【ワクチンはみんな打てるか?】
新型コロナワクチンは持病があってもほとんどの方が受けることができます。現時点で打てないのは、16歳未満の方と、明らかにワクチンに使用されている成分に対して重いアレルギーを起こしたことがある方です。重いアレルギー(アナフィラキシー)を起こしたことがある方は、必ず問診時に医師に伝えてください。※リウマチなどの免疫系の病気で薬を飲んでいる方は、接種後一時薬を中断した方が良い可能性があります。接種前に必ず主治医に確認をしてください。
【ワクチンの副反応は?】
新型コロナワクチンの接種後は、ほとんどの方に副反応が出ます。接種部位の痛みはほぼ必発です!それ以外に発熱や頭痛、倦怠感などは比較的多くみられます。寒気、筋肉痛、関節痛などインフルエンザの様な症状がみられることもあります。接種後数時間から始まり、翌日に一番強く出ることが多いようです。接種後2日目には症状が軽減し、3日後くらいにはほぼ消失することが多いようです。(65歳以上の方で発熱するのは10%程度といわれています。)1回目の接種後より2回目の接種の方が副反応は強く出ます。
ちなみに私はほぼ全ての副反応が出て、2回目接種翌日はかなり大変でした。ですが終わってみると、接種後に2日間程度強めの風邪症状が出たという感じでした。風邪は辛いですが2日で終わるとわかっていれば乗り切れると思います。免疫をつける上では、体の中に炎症が起こることは避けられません。副反応は乗り越えざるをえない壁です。効果を考えると副反応を考慮しても接種する意義が大きいと思っています。3日後以降も症状が持続してしまう場合はご相談ください。
【アナフィラキシーとは?】
強いアレルギー症状の事です。20万回に1回くらいの頻度と言われています。接種後30分以内に全身のかゆみや湿疹などの症状とともに、呼吸器症状(息苦しい)・循環器症状(血圧が下がる、気を失う)・消化器症状(腹痛、下痢)が出ます。接種会場ではアナフィラキシーに備えて治療薬を準備しています。ただ強いアレルギー症状の後は長いと2日間程度慎重な経過観察が必要な為、病院へ救急搬送します。場合によっては観察の為に入院となる可能性があります。※過去に他の予防接種や薬、食べ物などでアナフィラキシーを起こしたことがある方は病院での接種が勧められています。
いよいよ秩父地域でも本格的なワクチン接種が始まります。これまで秩父地域は大きな市中感染なく、地域全体で頑張ってきました。このままワクチン接種を進めて、今後の被害を最小限にしていきましょう!ワクチンは多くの人が打つことで大きな効果を得ることができます。初めてのワクチンに不安もあると思いますが、なるべく多くの方に接種していただければと思います。現時点では予約が取りにくい状況が続いていますが、少しずつ予約も取りやすくなると思います。みんなで感染対策をしながら、焦らず安全に接種を進めていければと思います。ご協力よろしくお願いします。
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