当院からのお知らせ
2021年秩父地域と新型コロナ(19)
すっかり寒くなってきました。特に朝夕の冷え込みが強いので、暖房をつけたり上着を出したり忙しいですね。
最近の秩父地域は新型コロナの発生や、こどものRSなど流行病の発生は大分少なくなってきました。ただ急に寒くなったので、鼻が出たり咳が出たり、気温変更に伴う風邪症状は増えている印象です。冷たい空気に反応して鼻炎症状が出たり、秋花粉症の症状もみられている方もいます。日々の気候変化に注意して、着るものや室温などをこまめに調整するようにしてください。また、暖房などをつけるようになると、急激に空気が乾燥してきます。そろそろ部屋の加湿や皮膚の保湿なども始めていただければと思います。
全国的に新型コロナウイルスの新規感染は減少傾向が続いており、コロナ病床をもつ病院も入院患者さんが減り、一息つけている様です。ここまで減少が続いている理由はわかりませんが、日本はワクチン接種のスタートが遅れたものの、現在は接種率が先行した国々に追いついてきました。短期間で接種が広がったことが国全体の感染抑制につながっているではないかと思います。ただ、海外の状況を考えるとこのままコロナが終息するとは思えません。来週からは飲食店などの制限も大幅に解除され、行動制限が緩和されていきます。現時点での生活の注意点を書いてみます。
(1)気分転換をしましょう。
コロナとの長い戦いが続いています。色々なストレスが溜まっていると思います。今は大幅に感染者が減少し、コロナ感染者と出会う確率は相当少なくなっています。都心に買い物に出かけたり、なかなか会えなかった人に会ったりするには今がチャンスだと思います。映画館やコンサートに行ったりするのも良いと思います。また地域内であれば小規模の飲み会をするのも良いと思います。このままコロナが終息するとは思えないので、落ち着いているこのタイミングで是非気分転換を図ってください。どこまで何をしてもいいかは難しいところですが、我慢していたことの一部でもできると、少し気分転換になるのではないかと思います。自分と相手を守る意識を忘れずに、楽しいことを考えて実行してみてください。
(2)ワクチン接種を受けましょう。
秩父地域でもワクチン接種率は85%程度まで上昇する見通しです。本当に多くの方にご協力いただき、地域にとってはとても良い事だと思います。ご協力ありがとうございます。もちろんアレルギーがあったり、ワクチンに対する不安が拭えなかったり、色んな事情で接種ができない方もいます。すべての人が打つべきとは思っていませんが、日本でのワクチン接種が始まって8ヶ月ほど経過し、ワクチンに関する情報も日々更新されています。アレルギーがあっても、程度や接種環境によっては安全に接種出来るかもしれません。ワクチンに対して感じている不安はもう一度医療機関で相談すると払拭出来るかもしれません。迷っている方は、改めてお近くの医療機関で相談してみてください。周囲の行動制限が緩和されていく中で、ご自身を守る為にワクチンがより重要になってくると思います。
(3)第6波に備えましょう。
ここまで落ち着いてくるとコロナを忘れていってしまいそうですが、第6波に備えることはとても大切です。①第6波を起こさない為に基本的な感染対策を継続してください。マスク・手指衛生・換気・3密回避は是非継続してください。②高齢者の方はインフルエンザワクチンを受けましょう。冬場にインフルエンザの流行と、新型コロナのブレイクスルー感染の増加が同時に起きるかも知れません。もしブレイクスルー感染が増えてくると、新型コロナワクチンを先行接種した高齢者の方々は、思ったより早く3回目接種の話が出てくる可能性があります。是非早めにインフルエンザワクチンを受け、新型コロナワクチン3回目接種に備えてください。(インフルエンザワクチン接種後2週間は間隔を空けることになっています。)③第6波では、ワクチン接種の浸透により軽症者が増え、治療薬もできてきているので、自宅療養やホテル療養が増えると言われています。万が一感染した時に、どこの医療機関に相談し、どこで療養するのか、家族でイメージしておく事が大切だと思います。災害時にも使えるので、数日分の非常食などの準備もしておくと良いと思います
繰り返しになりますが、今はコロナとの戦いにちょっと一息です。また感染者が増加傾向になると、タイミングを逃さずにブレーキを踏まないといけません。この先1ヶ月くらいで息抜きをする事を考えて見てください。
余談ですが、プロ野球の松坂大輔選手が引退しました。私は“松坂世代”なので、松坂のプロでの活躍が見られなくなることはとても寂しく感じます。松坂は高校時代から日本のヒーローで、同世代として常に誇らしい存在でした。一方で同世代だとどこかライバル意識みたいなものもあり、松坂の活躍を見て環境は違えど自分も負けないぞという気持ちもありました。引退は寂しいですが、この歳までプロのスポーツ選手として活躍してきた松坂は信じられない凄さで、きっとこれからも怪物級の活躍をするのだと思います。「最近疲れやすい」なんて言ってられません。これからも“松坂世代”の一人として頑張っていきたいと思います。
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