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当院からのお知らせ

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2022年秩父地域と新型コロナ(3)

毎日寒い日が続いています。今年は寒さに切れ目がなく、日が出ていても風が強かったりして凍える日々が続いています。体が冷えると風邪をひきやすくなったり、胃腸の調子を崩したり、体の痛みが悪化したりと良いことありません。なるべく暖かくしてお過ごしください。

最近は自然災害も多くみられています。この寒さの中で、電気の供給が止まった時の想定をしておく必要があると感じています。電源がなくても使えるストーブや、ガスコンロなど、停電時に数日自宅で過ごせる備えをしておく必要があります。また、数日過ごせる飲料水・食料品の備えも是非しておくようにしてください。

さて、新型コロナの爆発的な感染は拡大傾向が持続しています。欧米に比べ、すでに感染した人が少なく、3回目接種も進んでいない日本では、まだ拡大傾向が続く可能性が高いと思われます。オミクロン株について色々な情報が出てきていますが、現時点では、①「重症にならないみたいだから罹ってもいいやはだめ」です!ただ②「気をつけていても罹ってしまったらしょうがない」と思います。

①「重症にならないみたいだから罹ってもいいやはだめ」について。

オミクロン株は重症化については明らかにデルタ株よりは頻度が少なくなっています。その背景には多くの人がワクチンを接種2回している事も影響しています。ワクチン未接種の人だけでみても重症化の頻度は少ないようですが、入院が必要になったり、重症化するのはほぼワクチン未接種の人達です。そういう意味では2回接種済みの人は軽症で済む可能性が高そうです。ただ、すでに罹患した人の話を聞くと、重症化しなくても普通の風邪よりはずっと辛かったという方が多い印象です。焼けるようなのどの痛みや息苦しさ、全身の倦怠感など普段の風邪では経験しない症状もあるようです。現状コロナに罹ると社会的にも大変になってしまうこともあり、個人レベルでもかからない方が絶対良いと思います。また、感染拡大が持続すれば必ず高齢者や持病のある人達にも感染が広がり、重症者や死者が増えていきます。欧米ではすでに一定の犠牲はやむを得ないという雰囲気になっていますが、日本はそうならずに済むことを願っています。その為には重症化リスクが少ない人もしっかり感染対策をして、1人でも感染者を増やさない努力が重要です。

日本はこれまでもロックダウンの様な厳しい外出制限なく乗り越えてきました。現状でも感染対策として、仕事に行ってはいけない、学校に行ってはいけないということはありません。買い物に出たり、運動しに行ったりも今まで通りでいいと思います。その中で、その場その場で周囲に感染者がいたとしても自分が感染しない為の注意を、今まで以上にしっかりしてください。みんなが『自分の身を守る』事が最も重要で、それが社会全体の感染を抑制する力になります。飲み会やお茶会などは一時的に控えて下さい。飲食業界や観光業界にとってはまた大変な時期になってしまうかもしれませんが、今会食をしてサポートするよりも、なるべく短期間で波を抑え込むことが1番のサポートになると思います。

②「気をつけていてもかかってしまったらしょうがない」ついて。

オミクロン株はとにかく感染力が強く、気をつけていても誰がかかってもおかしくない印象です。職場や学校などで感染してしまう事はある程度やむを得ません。前記の通りオミクロン株は多くの場合軽症で、もし辛くても命に関わるような事はほぼありません。かかってしまったらまずはしっかり治すことに専念して、ゆっくり療養してください。重症化リスクのある人は、治療薬の選択肢もあるので早めに医療機関に相談してください。あとは、人にうつしてしまわない様にはくれぐれも気をつけて過ごしてください。誰がかかってもおかしくないので、落ち込んだり、周囲に罪悪感を感じる必要は全くありません。療養期間中体調が良ければなるべく楽しい時間を過ごすようにしてください。療養体験は周囲の人達にとって、とても参考になるはずです。落ち着いたら症状の事、生活の事など周囲に話していただくと良いと思います。

周囲に感染者が出た場合も、過度に騒がないようにしましょう。もし周囲に感染者がでて、自分自身も感染の心配があるなら、まず検査を受けてください。医療機関で相談しても、県の無料PCR検査や抗原検査でも良いと思います。保健所から濃厚接触者と言われなくても心配であれば検査をしてしまうといいと思います。もし自分が感染していなければ(症状がなくて検査陰性)、いつもの感染対策をしながら普通の生活に戻るだけです。

感染した人のことをどうこう言うのは絶対にやめてください。責めたり陰口を言ったりする事は本当に最低です。かかった人が困らない環境を、街全体で作りましょう!親しい人であれば、療養生活をサポートしてあげることを考えてください。

感染者も療養期間を終えれば普通の人です。体調が良ければいつもの感染対策を続けつつ、普通に過ごしてください。

色々な情報がありますが、今すべき事はシンプルです。『自分がかからないようにできる限り気をつける』『かかってしまったらしっかり治す』『周りの人がかかってしまったら助ける』です。

これまでの経験を活かしてなるべく冷静に第6波を乗り越えていきましょう!

最後に、ワクチン3回目接種が2月から開始されます。現状では3回目接種は有益性が高いと言われています。特に65歳以上の方、持病のある方は積極的に接種を受けてください。

引き続きのご協力よろしくお願いします。

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