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当院からのお知らせ

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2023年秩父地域と新型コロナ(3)

桜も咲き暖かい日が多くなってきました。雨が降って一時落ち着いた花粉もここにきてまたたくさん飛び始めています。スギ花粉は減ってきましたが、ヒノキ花粉が増えています。ヒノキ花粉になると喉の痛みや咳などの症状が増える傾向があります。ヒノキ花粉症の方は引き続き注意してお過ごしください。

新型コロナウイルス感染症については、現時点では落ち着いています。新規感染者は秩父地域でも一日当たり10人を下回る日も増えており、ほとんど出会わなくなってきました。インフルエンザもかなり限定的で、大きな流行は見られていません。※埼玉県全体でみるとインフルエンザの流行は緩やかに続いています

この春休みは感染リスクも低くなっており、人に会ったり、出かけたりするにはいい時期になりそうです。少し緊張を解いて楽しい時間を過ごしていただければと思います。

さて、3月13日からマスク着用は『個人の判断』が基本ということになりました。今のところ人の集まる所ではマスクをしている人が多い印象ですが、判断の目安について私の考えを書いてみます。

《マスク着用が必要な状況》

前提として屋外や人と接触しない場合のマスク着用は不要です。また、自身の体調や皮膚トラブルなどでマスクの着用が困難な方もいらっしゃいます。

人と近い距離で会話する場合や人が密集する場面などでマスクの着用について検討してください。

①自分が感染症にかかりたくない時

(1)高齢であったり、持病があったり、妊娠中で、感染症にかかることで重症になってしまう心配がある方で、人と接触する時。

(2)大事な仕事の前であったり、試験の前であったり、感染症にかかると困る時。

(3)重症化リスクの高い人と同居しているなど、感染するリスクを極力避けたい時。

②感染したくないと思っている可能性のある人と接触する時

(1)医療機関、高齢者施設など、重症化リスクの高い人と接触する可能性のある時。

(2)電車やバスなどの公共交通機関や不特定の人が集まる場所。

(3)不特定の人と会話を伴う接触をする仕事や飲食店など。

感染したくないと思っていても相手にマスクをして下さいとはなかなか言えません。現時点では周囲の人に配慮した判断が必要と思います。家族や気心の知れた仲間内で集まる時などお互いが不安を感じていないことがわかっている時はマスクは不要と思います。

現時点は流行期ではないので、マスクについてもあまり神経質に考える必要はないと思います。コロナについても他の感染症についてもうつる心配も、うつしてしまう心配も少ない状況です。ただ、今後も感染症の波は必ず訪れます。『もうマスクは不要』という事ではなく、流行状況や周囲の状況によって柔軟に判断する様にして下さい。

コロナの扱いは大きく変化していきますが、コロナが『とにかく流行り始めると急激に膨大な感染者が出てしまう』『体力の低下した人にとっては致命的な病気である』という事実は変わりません。

コロナの事は報道などはほとんどされなくなっていますが、是非今後もコロナの状況には一定の注意を払って頂き、再流行時は第8波の時の様な悲惨な状況にならない様ご協力頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

最後に繰り返しになりますが、今は息の抜き時、遊び時です。家族や友人に会ったり、歓送迎会したり、お花見したり、今の時期に是非楽しんでお過ごし下さい♪

 

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