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当院からのお知らせ

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新型コロナと小児の風邪について②

暑い日が続いています。今年は暑さの程度も強いですが、中休みもなくずっと暑いので夏バテ気味の方が増えている印象です。まだしばらく暑さが続く様なので、気をつけてお過ごしください。

最近はコロナによる風邪症状の方が非常に増えています。秩父地域でもお盆過ぎに感染者数が増加し、多い状態が続いています。(秩父郡市医師会のHPから感染者数が発表されています。)夏休みも終わり、こども達の接触も増える為引き続き注意が必要です。最近の傾向として、いわゆる重症化はほとんど見られませんが、最初の数日は高熱や倦怠感などが強く、辛い風邪という印象です。家族中でかかってしまう事も多く、家中で大変な数日間があります。やっぱりなるべくかからない方がいい感染症だと思います。以前の様な感染対策はできないと思いますが、流行期という事を共有して、流行りすぎない様に注意して頂ければと思います。

今年はコロナの流行に加えて、初夏からの小児の風邪の大流行が見られた為、風邪薬がなくなってきています。都内の医療機関では咳止めなどの処方はほぼできず、市販薬を買う事を勧めている様です。現状では当院の門前薬局(たちばな薬局)ではなんとか薬の確保をしてくれていますが、今後は処方の制限が出てくる可能性があります。処方の日数や種類などが今まで通りにいかないかもしれませんがご理解の程よろしくお願いします。

小児の風邪はコロナ以外にもアデノウイルスの流行がみられてます。アデノウイルスは夏から秋にかけて特に多くなる感染症です。こどもの風邪の中では〝ひどめ〟〝長め〟という特徴があります。発熱・咽頭炎・結膜炎が主症状で、プール熱や流行り目の原因となります。高熱が4-5日続く事もあり、喉の痛みも伴う為、食欲が低下して消耗してしまう事もあります。下痢や腹痛などの消化器症状を伴う事もあります。特効薬がない為、治療としては解熱剤などを使用しながら脱水や低血糖などに注意して、治るのを待つしかありません。感染力が強い為兄弟間や親子間でもよくうつります。大人はさほど重い症状になる事は稀ですが、若い人程症状が強く出る傾向があります。飛沫感染・接触感染する為、マスクは予防に有効です。またタオルの供用などでもうつるので、家庭内でも避ける事が望ましいです。迅速検査がありますが、それほど精度は高くありません。疑わしい場合はそれとして注意して対応する必要があります。

 

とても暑い日が続いているのでなかなかマスクをずっとつけているのは大変になっています。ただコロナの感染者がとても増えてきている事、同時多発的に風邪症状の人が増える事で医療機関の受診や薬の確保が難しくなってきている事を知って頂き、皆さんに少しずつ感染対策を心がけて頂ければと思います。よろしくお願いします。

 

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