
当院からのお知らせ
当院の風邪症状外来について2025年5月更新
当院の風邪症状外来(発熱外来)についてご案内いたします。
新年度が始まりましたが、今年は春以降、感染症の大きな流行は見られていません。ニュースでは百日咳の流行や、はしかの感染者の報道もあり、咳症状の強い風邪症状には注意が必要です。気候の変動が大きい時期なので注意してお過ごしください。
秩父地域では小児の風邪症状の患者さんが多くなると、診療体制がひっ迫してしまう状況が続いています。小児専門の医療機関が少ない為、こどもさんに対しては、血液検査やレントゲン検査といった対応が難しい場合もあるため、日頃からの健康管理が大切です。
日中の活動量が多いこどもさんには、早めの就寝・身体を冷やさない工夫・バランスの取れた食事を心がけていただき、風邪に負けない体力づくりを意識していただければと思います。
当院では、コロナ禍以降、風邪症状のある方がスムーズに受診できるよう努めてまいりましたが、安全確保の観点から、完全に制限のない診療体制は困難であると考えています。受診される皆様と院内スタッフの安全確保、通常診療の継続のため、風邪症状外来の受診人数に上限を設けて対応しております。
なお、新型コロナウイルス感染症は2023年5月8日より「5類感染症」に変更となりましたが、今後も感染症症状と通常診療の**診察場所の分離(隔離診療体制)**は継続が必要と考えています。
※当院は小児科専門の医療機関ではありませんが、地域における小児の受け入れ先が限られているため、現状では小児を優先的に受け入れております。できる限り対応を心がけておりますが、状況によりやむを得ずお断りさせていただく場合もあります。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解・ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
【風邪症状外来(発熱外来)受診の流れと注意事項】
- 事前の電話連絡をお願いします。
発熱・咳・鼻汁・頭痛・下痢・関節痛などの風邪症状がある方は、必ず事前にお電話ください。お電話をいただいた方には、来院時間の目安(例:9:30〜10:00)をお伝えします。ただし、これは診療の集中を避けるためのものであり、予約時間ではありません。診療内容により診察にかかる時間が異なるため、来院後もお待ちいただくことがあります。時間には余裕をもってご来院ください。 - 受診対象の方について
以下の方を対象とします。
① 当院かかりつけの成人の方
② 14歳以下の小児(初診も可)
※対象の方と同居されているご家族(ご両親・ご兄弟など)にも風邪症状がある場合は、できる限り対応しますのでご相談ください。 - 直接来院された場合
原則としてその場で来院時間の割り振りを行いますが、状況によってはすぐに診察が難しい場合もあります。可能な限り、自宅からお電話をいただいた上で受診してください。 - 電話受付時間
午前:8:40頃から(8:30以前は対応が難しい場合があります)
午後:14:30頃から
※混雑時はお電話がつながりにくくなる場合があります。また、極端に早い時間の発信はお控えください。 - 検査について
新型コロナウイルス・インフルエンザの検査は、ご希望に応じて対応します。ただし、検査実施の可否は、症状・周囲の感染状況・当日の検査件数・検査キットの在庫状況により判断いたします。
※当院での迅速検査は、*鼻咽頭ぬぐい法(鼻の奥を綿棒で拭う方法)か鼻腔ぬぐい法*で行っています。 - 来院時のお願い
風邪症状の方は、専用の診察室で診療を行います。なるべくお車で来院いただき、院内には入らずに駐車場からお電話ください。徒歩や自転車で来院される方は、事前にお知らせください。流行状況によっては、長時間お待ちいただく場合があります。
※必要な際はトイレのご案内はいたしますので、お電話でご相談ください。 - 小児の診察について
小児の風邪症状についても、必ず事前にお電話ください。状況によっては長時間お待ちいただく可能性があります。緊急性が高いと判断される場合は、電話時にその旨をお伝えください。
※当院は小児科専門医の在籍する医療機関ではありません。必要に応じて小児科の医療機関をご紹介することがあります。また、小児に対して血液検査やレントゲン検査は行っておりません。各種迅速検査には対応しています。 - 当日の受付終了について
当日中の受付枠がいっぱいになった場合、やむを得ずその日の受付を終了することがあります。数日以内の再診の方については原則として受け入れております。キャンセルが出た場合などは、後からのご連絡でも受診可能となることがあります。
※翌日以降の予約は受け付けておりません。
ご不明な点がございましたら、お気軽に当院までご相談ください。
6月の診療予定
2025年6月の診療予定をお知らせします。
☆2024年4月から金曜日の婦人科外来は休診となっています。婦人科外来は火曜日・水曜日・土曜日午前です。
☆循環器外来は2024年4月から開始しています。三友先生がとても丁寧に診療して下さっており、たくさんの方の心臓疾患の予防や治療に繋がっています。予約制ですが、当院初診の方でも受診していただけます。また、心臓の病気がなくても高血圧や脂質異常症などの管理についてもご相談いただけます。気軽にお問い合わせ下さい。
【臨時休診】
①風邪症状外来(近藤秀一)休診:6/21(土) ※神経内科診療日の午後は原則風邪外来は休診になります。
【専門外来診療日】
①神経内科・内科外来診療日(嶋田倫子):6/21(土)今月は第3です。 ※初診は予約制になります。
②内科・女性外来(工藤尚子):6/4(水)午前、6/18(水)午前
③眼科外来(嶋田摂也):6/25(水)。 ※予約制になります。気軽にお問い合わせください。
④循環器外来(三友悟):毎週金曜日 ※予約制になります。気軽にお問い合わせください。
帯状疱疹ワクチンについて
2025年4月より帯状疱疹ワクチンの定期接種が開始されています。
帯状疱疹は、強い痛みを伴う帯状の湿疹ができる皮膚疾患です。水ぼうそうと同じウイルス「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因であり、1回目の感染では水痘が発症しますが、その後ウイルスは体内の神経節にひそみ続け、2回目以降の感染で帯状疱疹として発症します。加齢に伴って発症率が高くなる疾患で、特に50歳代から急激に増加し、80歳までに約3人に1人が発症するとされています。また、帯状疱疹の発疹が完治した後もその部位に痛みが持続し、「帯状疱疹後神経痛」になることがあります。この神経痛は治療をしてもなかなか改善しないこともあり、中には一生続いてしまう方もいます。
現在日本では帯状疱疹を予防するために2種類のワクチンがあります。一つは、2016年に帯状疱疹の予防に関する認可がおりた水痘ワクチンです。もう一つは、2020年1月に認可されたシングリックスというワクチンです。
いずれのワクチンも適用年齢は50歳以上になります(※シングリックスは一部18歳以上の人も適応になりました)。帯状疱疹発症の好発年齢も50歳以上です。
帯状疱疹ワクチン 比較
項目 |
弱毒生水痘ワクチン |
シングリックス |
対象者 |
50歳以上 |
50歳以上/免疫不全がある18歳以上 |
ワクチンの種類 |
生ワクチン |
不活化ワクチン |
接種回数 |
1回/皮下注射 |
2回/筋肉注射(2ヶ月間隔〜6ヶ月まで) |
発症予防効果 |
60歳以上で約50−60% |
50歳以上で約95% |
神経痛予防効果 |
66.5% |
88.8% |
長期予防効果 |
8年目で31.8%に低下 |
10年後で80%以上 |
副反応 |
頻度少ない(局所反応、水痘様発疹など) |
頻度多い(局所反応・筋肉痛40%、発熱18%) |
接種できない方 |
妊娠、免疫低下、発熱・急性疾患中
ステロイド等免疫抑制薬内服中の方 |
アナフィラキシー歴、発熱・急性疾患中 |
費用 |
約8000円(一部公費助成あり) | 約23000円(一部公費助成あり) |
帯状疱疹ワクチンのどちらを打った方が良いか迷われる方が多いかと思います。
最近主流になっている不活化ワクチンは効果が高いとされていますが、発症を完全に予防できるものではありません。比較的強く副反応(発熱・倦怠感など)が出る方もいらっしゃいます。不活化ワクチンは効果は高く有効期間も長いですが、副反応が比較的強く費用が高いというデメリットもあります。一方生ワクチンは費用が安く副反応はほぼ出ませんが、発症予防の効果はあまり高くなく有効な期間も長くありません。それぞれにメリット、デメリットがあるのでそこを踏まえてご検討ください。
いずれのワクチンを接種した場合でも帯状疱疹に罹患する可能性はあります。帯状疱疹の初期症状としては体の表面にチクチク・ビリビリするような痛みが出ます。洋服などが擦れると痛いという症状も特徴的です。水膨れを伴うような赤い湿疹が出現してきますが、少し遅れて出てくることもあります。痛みが始まって湿布を貼っていたら湿布にかぶれたという症状で受診され、結果的に帯状疱疹だったということもあります。予防接種以上に、かかってしまった時の初期対応が重要になるので、帯状疱疹かもと思ったら早めに医療機関にご相談ください。
ワクチン接種について
初夏の陽気を感じる季節になりました。日中はとても暑くなり、
秩父地域の一部では、インフルエンザB型や伝染性紅斑(
感染症予防には、何よりも日頃の体調管理が大切です。
百日咳の予防には予防接種が非常に重要です。特に、生後0〜
麻疹の予防には、MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)
今週末は植樹祭があり、
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