秩父市の近藤医院|内科・婦人科・小児科・眼科・神経内科・家庭医療

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当院からのお知らせ

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2022年秩父地域と新型コロナ(7)

桜や草花が咲き始め、色鮮やかな季節になってきました。もうすぐ新学期も始まりますね!

今年は花粉の飛散が多く、3月中旬は悲惨な状況でした。ややスギ花粉は落ち着きつつある感じですが、これからヒノキ花粉が本格化してきます。花粉症は鼻水・鼻づまり、目の痒みなどの主要な症状以外にも、頭痛や倦怠感、眠気など自分にしかわからないしんどい症状が出ます。花粉症の人にとっては憂鬱な季節ですが、花粉対策を続けて気をつけてお過ごし下さい。

さて新型コロナウイルスについてですが、だいぶテレビなどでの扱いは小さくなってきました。埼玉県のまん防も解除され、国としてはコロナとの共生を図っていくという事の様です。

ただ、現時点では具体的にどう対処していけば良いのか具体的な方法が示されておらず、このまままた感染者数が増加してくるとものすごく大変です。

秩父地域の状況としては、オミクロン株の本格的な流行が始まった1月中旬以降、ずっと感染拡大が続いています。秩父郡市で見ると15-30名/日の感染者が出てしまっています。地域の皆さんも感染対策に慣れ、しっかり注意していただいている印象ですが、それでもなかなか収まりがつきません。特に心当たりがなく感染してしまっている人が多い印象です。局所的なクラスターもありますが、全体的にどことなく感染者が出てしまうという状況です。

感染してしまった方の全体的な傾向としては、入院を必要とする様な重症化してしまう方はほとんどいません。ただ、自宅療養中に発熱が持続したり、夜眠れないほどに咳症状に苦しんだり、嗅覚障害が残って辛かったりする方は決して稀ではありません。こどもの場合はほとんどがとても軽い風邪ですみ、2日くらい熱が出て、あとはけろっとしていることが多い様です。

現時点ではコロナにかかると10日間の隔離療養期間が必要で、同居家族も7日間(特定の条件下で最低5日間)の隔離が必要になります。また、小さいお子さん達は保育園や幼稚園でも濃厚接触者となり、自宅隔離になったり、休園になったりします。これは感染拡大を抑える為には必要なルールだと思いますが、感染者が増えていく中でこのルールを維持することは、多くの人にとって大きな負担になります。すでに、陽性になると大変だからなるべく検査は受けないという流れも出てきており、それが加速するとさらに収集がつかなくなる心配があります。

今我々がとるべき行動としては、

①基本的な感染対策を怠らない。特に大人同士はお互いに感染しない、感染させない為の対策を継続する。※飲み会などは本当に慎重にお願いします。

②体調が悪い時は、早めに医療機関で検査を受けるか、受けない場合は最低5日間(できれば7日間)はしっかり休む。※1日で熱が下がったりしても最低5日間は休んでください。

③風邪症状の回復後や、家族内に風邪症状の人がいる時は、いつも以上に自分の体調に注意しておく。仕事や学校などに行く時は、自分の濃厚接触者を作らない様に普段以上に注意する。

④春休みなどで地域を超えて移動する場合には、基本的な感染対策の徹底と、飲食を伴う接触をする人はあまり多くしない。移動後5日間の体調変化に十分注意する。

⑤大人は極力ワクチン3回目接種を早く打つ。特に重症化リスクのある人は早めに接種しましょう!※こどものワクチン接種は現時点で有効性の評価が十分ではないので、こどもさん自身の重症化リスクや家庭の状況を考えて接種を検討して下さい。接種の有無に関わらず、こども達にも学校での感染対策を続けてもらう事は大切です。

 

第6波も長くなり、その対応にも大変お疲れの事と思います。コロナはなかなか自然に収まってくれる感じはなく、なるべく社会経済活動を再開しつつ、コロナとの共生をしていく方向で考えざるを得ない様です。『自分を守る』『家族を守る』『地域を守る』意識で、なるべく感染しないで楽しく生活する事をみんなで目指していきましょう。

マスク・手洗い・3密回避(最近は特に換気の重要性が言われています)。引き続き宜しくお願いします。

3月19日土曜日午後は臨時休診です。

以前から掲載しておりましたが、2022年3月の臨時休診のお知らせです。

3月19日(土)午後 ※午前は診療を行いますが、午後はお休みです。

3月24日(木)午前 ※木曜日は元々午前のみの診療なので1日休診です。

 

医師出張の為、上記日程を臨時休診とさせていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

2022年秩父地域と新型コロナ(6)

ようやく春らしい陽気になってきました。日差しも温かくなり、外に出たくなりますね。

ただ最近は南風が強く、花粉もたくさん飛んでいる様です。花粉症の方は外でもマスクを忘れずに、帰宅後は洗顔と着替えをする事が大切です。布団やパジャマなどの寝具を外に干すと、夜間や朝方に症状が強くなります。部屋干しにしたり、日当たりの良い場所で窓越しに陽を当てるなど工夫してください。

最近はウクライナ情勢がとても心配で、コロナ関連の話題は減ってきています。ただ残念ながらコロナも全然大丈夫になってきていません。感染者数も一時よりはやや減少してきたものの、急激な低下は見られず、重症者や死亡者数は増加傾向にあります。

秩父地域でも新型コロナが収まってきている様子はなく、連日陽性者が報告されています。最近の秩父地域の傾向としては、小児からご高齢の方まで、散発的に患者さんが出続けている印象です。関連のないところからどことなく出続けている感じで、第6波が収束してきている実感は今のところありません。

秩父地域でも感染者数の増加に伴い高齢者の感染者数も増え、新型コロナ感染をきっかけに全身状態が悪化してしまう方も増えている様です。病院では、看護よりも介護が必要な患者さんの比率が増加しており、コロナをきっかけに今まで通りの生活が難しくなってしまう方も増えているそうです。

実際に感染してしまった方の傾向としては、ほとんどはとても軽症です。特にこどもはとても軽い風邪で済む事がほとんどです。大人も辛い症状は2-3日で終わる事が多く、後遺症が強い方も少ない印象です。ただやっぱりワクチン未接種だと感染しやすく、症状が強くなってしまう傾向があるのは間違いなさそうです。

現時点では、こどもやワクチン接種後の人には軽い風邪症状を出すウイルスになってきており、高齢者やワクチン未接種の人にはまだまだ怖い感染症だと言えそうです。(最近は全国で200名程度毎日亡くなっています。)

感染を広げない事、大人はなるべくワクチン接種する事、が引き続き非常に重要です。ご協力をよろしくお願いします。

こどものワクチン接種については、接種を勧めるべきかまだ医療界でも方針が定まっていません。現時点では慌ててワクチンを打つことよりも、頑張って感染対策を続ける事が重要だと思います。とても難しいですが、感染対策を継続しながら、こども達がのびのびと楽しく過ごせる様に環境を作っていく事が大切だと思っています。地域全体でこども達の健やかな成長を支えていきましょう!

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