当院からのお知らせ
小児予防接種について
天気が悪い日が続いています。ぐっと寒くなって、風邪をひいてしまいそうな陽気になっています。
体を冷やさないように気をつけて、着るもの・布団など注意してお過ごしください。
小児の予防接種時間についてお知らせします。
近藤医院では風邪症状外来として、熱や咳などの症状の患者さんは専用の診察室で診察させていただけるようになりました。
また、予防接種の枠が埋まってしまう事が多くなっていることもあり、3歳以上の予防接種については診療時間内に接種できるように変更します。
◎ワクチンの準備が必要なので、必ず事前に予約をしてください。
◎発熱など風邪症状のある場合は予防接種はできません。予防接種の予約をしていてもまずは風邪症状外来を受診してください(お電話ください)
※予防接種のスケジュールなどについてわからなくなってしまった場合はご相談に乗りますが、まずは保健センターに確認してただけると確実です。
《近藤医院での予防接種について》
☆0歳~2歳の予防接種
・原則として火曜日15:00、土曜日15:00に接種を行います。(健康診断などの業務で予防接種ができない日もあります。お電話でお問い合わせください。)
・0歳からの予防接種の場合は、予防接種予約システム(スマホのアプリ)の登録をお願いしています。一度来院していただいてご案内しますので、まずはお電話ください。
・BCG予防接種も行なえるようになりました。BCGは接種後の待機時間の関係で金曜日14:30にご案内する場合があります。
☆3歳以上の小児の予防接種について
・原則として月曜日・金曜日・土曜日の午後の診療時間内で接種を行います。(月・金は15:30~17:30、土は15:30~16:30)
・接種後に院内で休んでいていただく時間もある為、終了時間の30分前までにはなるべくいらしてください。
・診療時間内での接種となる為、時間予約ではなく予防接種も受付順に行います。申し訳ありませんが時間帯によってはお待たせする可能性があります。
・現在月曜日と土曜日の午後は比較的待ち時間が少なく接種できると思います。
ご不明な点があれば、まずはお電話ください。
予防接種いっぱいあるので大変ですが、こども達が健やかに成長できるようがんばっていきましょう!
秩父地域における新型コロナ対策について(25)
だいぶ涼しくなりました。
急に肌寒い時間帯もあるので羽織るものを持ち歩くなど、体を冷やさない様注意してお過ごし下さい。
今日は職場における新型コロナ感染症対策についてお話しします。最近は感染経路として家庭内・職場内の割合が増えています。職場内で感染が起こらない様注意して下さい。
《1》感染予防対策を理解・実行する
①それぞれの職場の危険なところを考える(場所・時間)
人が集まる場所、人が集まる時間、マスクを外して飲食する所
②どんな感染経路が考えられるかを考える(飛沫・接触)
③どんな感染対策が必要かを考える(手段ではなく目的を考える)
④できることを考えてできる限りのことをする※出来ないと思わない
《2》職場環境管理としての教育・訓練
①職場内の消毒:不特定多数が触れるドアノブ、手すり、エレベーターのボタンなどを定期的に消毒する。最低一日一回。
②ソーシャルディスタンス:仕事中もなるべく2mの距離をとる。とれない場合はビニールシートやアクリル板などで遮蔽する。
③職場内で「3つの密」にならないような対策(環境整備・行動制限)を実施する。:「3つの密」が重ならない場合でも、リスクを低減させるため、出来る限り「ゼロ密」を目指す。
④換気の徹底:できれば持続的に換気をする。最低1時間に2回以上、窓を開け換気する。機械換気の場合は窓開放との併用は不要。
《3》個人としての感染対策
①全員がマスク着用:飛沫拡散防止–全員することに意味がある※マウスシールドは効果の検証が十分でない(状況を選んで使用)
②身体接触を避ける:–接触によりウイルスが手から手へ(直接的)–物を介してウイルスが手から手へ(間接的)→手から口に入って感染する
③手洗い・手の消毒を徹底;手についたウイルスを口から体に入れない。手についたウイルスを物に付着させない。(物を触る前後に必ず消毒する様に心がける)
④対面での接客などをする場合:–自分だけでなく極力相手にマスクをしてもらう様にする –それが難しい場合はフェイスガードをする –お金の受け渡しがある場合は必ず毎回手を消毒する –おもてなし=親密と考えず、おもてなし=感染対策と考える
《4》職場内の日々の健康状態の確認
①朝夕の検温、咳や喉の痛み、だるさなどが風邪症状がないか確認
②風邪症状がある場合は職場に連絡・相談の上、なるべく在宅勤務
–熱がなくても風邪症状がある場合は原則8日間は出勤しない(特に感染者との接触の可能性がある場合は徹底)
③体調不良時に出社しない、出社させないルールを徹底する
–職場の為にみんなが無理しないルール作り
④従業員が職場の上司・同僚の気軽に相談できる風土作り
–無理させてしまうことで職場内に感染拡大してしまう可能性がある
⑤重症化のリスクが高い人は、不特定の人と接触する業務・密が避けられない業務は避けるなどの配慮をする。
《5》職場内のメンタルヘルスへの配慮
①不安やストレスを軽減する
–新型コロナ感染症そのものへの不安:正しく感染対策する事で感染への不安を軽減する
–これから先の生活の不安:現状と見通しを共有して対策を立てる
②あってはならない差別を防止する
–感染者や疑い例、その家族への差別:感染者が出る前から出た時の事を職場内で話し合っておく事で、動揺しない職場環境を作る
③安心して療養・休業できる体制づくり
–感染リスクが高いときに安心して仕事を休める体制を整える
⦅6⦆実際に感染が疑われる場合
☆感染してしまった場合
–すぐに職場に報告して職場内での濃厚接触者の確認と使用した環境の確認をする(保健所の指示に従って)
–軽症でも最低10日間(かつ回復して3日間)は出勤停止する。主治医の指示に従って復帰を検討する
☆濃厚接触者になってしまった場合
–PCR検査を受ける –すぐに職場に報告する –PCR陰性でも2週間の健康観察をする
☆風邪症状が出てしまった場合
–すぐに職場に報告する –原則8日間出勤しない –かかりつけ医に相談して可能ならPCR検査を受ける
今日は仕事と新型コロナについて書いてみました。
とりあえずどうしたらいいか迷うことがあったら産業医やかかりつけ医に相談するといいと思います。安全に安心して仕事できる環境をみんなで考えていきましょう。
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インフルエンザワクチンの接種について(2020年9月29日更新)
今年のインフルエンザワクチン接種についてお知らせします。(2020年9月29日更新)
新型コロナウイルス感染症の流行を受け、今年は症状の似ているインフルエンザをなるべく予防しようという方針になっています。
そのため今年は例年以上にインフルエンザワクチンの接種を希望される方が多い可能性があり、ワクチンの不足が予想されます。国の方針としては、まずは重症化リスクの高い65歳以上の高齢者を優先的に予防接種することが指示されています。
これは65歳以上の方はインフルエンザの重症化のリスクも高く、インフルエンザが大流行するとインフルエンザでの入院の患者さんも増えてしまうため、感染症を診る医療機関がパンクしてしまうためです。一方で65歳未満の成人はインフルエンザで重症化する危険性が比較的少ないため、まずは65歳以上を優先しようという事です。秩父地域では65歳以上の方は自己負担なく接種ができることになりました。
また、次にインフルエンザが重症になる危険が大きいのは、2歳未満の小児・妊婦・免疫不全者・慢性呼吸器病・慢性腎臓病・肥満の方などがあげられます。これらの方も優先的に接種対象になっていきます。
秩父市・横瀬町では今年は小学生・中学生に対してもインフルエンザワクチン接種に2000円の補助が出る方針となりました。これは、春の休校の影響で授業の遅れなどがみられている為、インフルエンザによる学級閉鎖などを極力避ける為です。これは非常に理にかなっているのですが、上記の重症化リスクという意味では、小中学生の優先順位はあまり高くありません。残念ながら希望者全員に予防接種を行うことは難しいかもしれません。
これを受けて当院でも、10月1日以降65歳以上の当院通院中の方を優先してワクチン接種を開始します。接種を希望される方は電話か窓口での予約をお願いします。
尚、予防接種時にみなさんが密になることを防ぐため、今年は診察時間内にインフルエンザワクチンの接種も行っていく方針です。(※予防接種の時間は作りません。)
通院中の方は基本的に普段の診察後に体調の問題がなければそのまま接種する予定です。
インフルエンザワクチン接種のみで受診される方も予約された方のワクチンは確保しておきますので、慌てずに11月下旬頃までに受診してください。
また、10月26日以降に65歳未満の方の接種を行っていく予定です。
妊娠中の方と乳児(生後6ヶ月以降)から小学二年生までの小児、医療・介護従事者などに優先的に接種することを考えています。
ただ現時点でワクチンがどの程度確保できるかわかっていません。後半はワクチンが不足する可能性もある為、現時点では予約は開始しません。なるべく希望される方に接種できる様にワクチン確保に努めていますが、昨年と比べてもそれほど多くのワクチンは確保できない見通しです。10月中旬頃から状況を見て予約を開始する予定です。
また、今年は小児の予防接種もなるべく多くの子に接種するために、小児科学会の提案を受けて、9歳以上は1回接種。6カ月から8歳までの子も昨年度接種した子は1回接種(6カ月~8歳までで昨年接種していない子は4週間隔でなるべく2回接種)という方針でいきたいと考えております。
もし他に接種できるあてがある方は早めの接種をお勧めします。
ご迷惑おかけしますが、ご協力の程よろしくお願いします。
臨時休診のお知らせ
誠に勝手ながら身内の葬儀の為、
下記の日程を臨時休診とさせていただきます。
9月9日水曜日 午前・午後
9月11日金曜日 午前・午後
※9月10日木曜日は通常通り午前診療いたします。
大変ご迷惑おかけしますがご理解の程よろしくお願いします。
秩父地域における新型コロナ対策について(24)
厳しい残暑が続いています。
現在秩父地域の新型コロナ感染は落ち着いている印象です。
全国的にも新規感染者はゆるやかに減少傾向になっています。まだ第二波が落ち着いたと言える段階ではありませんが、ピークを越えてきたことは本当に喜ばしいことです。
今回の第二波も、6月下旬からの感染者数増加に伴い一人一人の感染予防の意識が高まり、対策がなされたことが功を奏して減少してきたと思われます。
しかし一方で、未だにどんな対策が決定的に有効で、感染が下火になるのかはわかっていません。
もちろん今の所一般的に言われている、マスクや手洗いの徹底、3密回避などは有効と思われるため、人と接触する時にはそれらの対策を続けていきましょう。
今日は改めて今までわかっている新型コロナの特徴についてなるべくシンプルに書いてみます。
新型コロナのことをよく知って、みんなで冷静に対応できるようにしていきましょう。
《新型コロナウイルスの特徴》
- 風邪症状を起こすウイルス
- 初期の頃は普通の風邪とほぼ変わらない(見分けがつかない)
- 新型コロナの潜伏期間は1-14日(多くの人は4-5日)で発症。
- およそ3-4割の人が感染しても無症状のままと推定される
- 基本再生産数(1人の人がうつす人数)2-2.5人 ※感染対策などによって変化⇒9月2日時点の国内の実効再生産数は 0.85人(減少傾向になっている)
- 発症2日前から発症後7-10日間感染させる可能性がある(特に感染力が強いのは発症前2日から発症後2日)
- 新規感染者の半分は無症状者からうつっている(元気な人からの感染が半分くらいある)
- 症状が長期化しやすい(熱などの風邪症状が長引きやすい。1週間くらい)
- 感染後抗体が持続しない可能性がある(同じ人が何度も新型コロナに感染する可能性がある)
- 人に感染させる力はまちまちで、特定の人から複数の人に感染すると言われている(5ー10人に1人が強い感染力を持っている)
- 発症すると8-9割の人に発熱がみられる。続いて多いのは咳・倦怠感・食欲低下。味覚・嗅覚障害は30%くらいの人に見られて、この症状があると怪しい。
- 血管に障害を起こすことがあり、重症化の中身としては呼吸機能の悪化以外に脳梗塞や心筋梗塞などをおこしてしまう。
- 高齢者は重くなりやすい。80歳以上が感染すると死亡率は20%以上と言われている。
- 喘息、肥満、糖尿病、慢性腎臓病、重度の肥満、心血管疾患、脳卒中既往、慢性閉塞性肺疾患が元々ある人は重症になりやすい。
- 新型コロナに感染すると半分以上の人に数か月後も後遺症があるといわれている。倦怠感・息苦しさ・記憶力低下・睡眠障害・脱毛など。
- 感染経路は飛沫感染がほとんど。たまに接触感染。まれに空気感染(マイクロ飛沫感染)。
《やっかいなところ》
- 感染している人としていない人の見分けがつかない(検温などで安全の確認ができない)
- マスクをしないで接触するとかなりうつりやすい。(感染しやすい条件がそろうと一度にたくさんの人が感染する)
- 高齢者や持病のある人が感染すると重症化したり亡くなる確率がとても高い。
- 重症な人が増えて病院がパンクすると病院の機能がマヒして、新型コロナの死亡率も他の病気での死亡率もあがってしまう。
- 人の交流があると感染してしまい、しっかり予防するためには人と人の交流を断つしかない。(社会が成立しなくなってしまう)
- ワクチンなどができても完全に予防することは難しい可能性が高い。(終息の目途が見えていない)
- 精神的につらい。(病気の不安、生活の不安、経済的不安、かかってしまった時の不安、先の見えない不安)
《感染対策》
- 飛沫感染対策:とにかく基本はマスクをする!(全員することに意味がある)、なるべく人と距離をとる。
- 接触感染対策:とにかくこまめに手洗い・消毒!(物に触る前と後に消毒!食事前、顔を触る前に消毒!)
- 空気感染対策:とにかく常に換気!(ずっと空気が流れていることを意識して)
- 目標は常に『ゼロ密』!密閉しない!密集しない!密接しない!
- 新型コロナとはみんなで立ち向かう!『自分を守る』⇒『家族を守る』⇒『仲間を守る』⇒『地域を守る』⇒『世界を守る』
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