当院からのお知らせ
新型コロナワクチン自院予約接種について
これからコロナワクチンを予約される方へ
新型コロナウイルスの感染拡大が凄まじいことになっています。皆さんもニュースなどでご存知かと思いますが、未だかつてない急速な拡大をしています。また、その状況でも人の流れが減る気配はなく、4連休にも沢山の人が地域をまたいで移動しました。今後も拡大傾向が持続すると思われます。
現在デルタ株(インド株)の割合がどんどん増えています。最初に出てきた新型コロナウイルスに対し、アルファ株(イギリス株)は40-90%感染力が強いとされていましたが、デルタ株はさらに60%程度感染力が高いとされています。流行の主体がデルタ株に変わるにつれて一層感染拡大は加速することも間違いなさそうです。
一方現時点では新型コロナワクチンはものすごい効果を示しています。感染が急増している一方で65歳以上の割合は非常に少なくなっています。またワクチン接種後に感染した場合も、重症化や死亡は極めて稀になっています。
明日から基礎疾患のある方のワクチン予約が始まります。是非積極的にワクチン接種を検討してください!基礎疾患については接種券と共に通知が来ていると思いますが、高血圧で通院加療中の方も対象になるそうです。当初生活習慣病の中では糖尿病のみ対象と考えていましたが、現在の国の方針としては高血圧加療中の方も含まれるとのとこです。対象となる方は是非早めに予約してください。
明日は予約が殺到することが予想されますが、電話よりLINEの方が予約が取りやすそうです。今日のうちに予約方法を確認して是非予約して下さい。
とにかく早急にワクチン接種を進めることが重要になっています。1人でも多く、少しでも早く接種できるように秩父郡市の行政の方達や医師会も頑張っています。皆さんも周りの方にもお声がけ頂き、是非積極的にワクチンを受けて頂きますようよろしくお願いします。
最後に、引き続きの感染対策よろしくお願いします。ワクチン接種が済んだ方も安心はしていただいて良いですが、現状では都心部への外出は極力控えて下さい。人手が多ければ若者に自粛を促すことは不可能です。今はまだ我慢です。よろしくお願いします。
2021年秩父地域と新型コロナ(14)
東京オリンピックが開幕しました。
全員がマスクをしての選手入場は極めて異例の事ですが、この一年でマスクをしていることに違和感を感じなくなった事を改めて実感しました。
オリンピックの開催については賛否ありますが、恐らく多くの方が『東京オリンピック中止になっちゃうのは残念だけど、今はやる時期じゃない』と感じているのではないでしょうか。コロナとの戦いに勝利した象徴としてという話もありましたが、明らかにコロナ禍での開催になってしまいました。日本選手を応援しますが、なかなかオリンピックの開催を喜べる気分ではないというのが正直なところです。
さて御存じの通り新型コロナの感染は東京を中心に大変な事になっています。加速度を増して感染拡大が続いている一方、感染収束に向かうような行動変容が起こっていません。今後さらに拡大するのは間違いありません。多くの人にとって新型コロナが『わけの分からない怖い病気』から『なんだかんだ自分にはそんなに害のない病気』に変わっているのを感じます。
65歳以上の高齢者へのワクチン接種が進み、新型コロナ感染によって重症化・死亡する危険が国全体として減ってきているのは間違いありません。しかし、まだ重症化リスクのある持病を持っている方やこども達に関わる学校・保育関係の方達への接種も完了していません。イギリスの様に国全体で重症化リスクを減らせる程度にワクチン接種が進み、新型コロナと共存する方向に舵を切ることは日本はまだできません。若い世代にもある程度ワクチン接種が進むまで、もう少しみんなで頑張りましょう。
『オリンピックを開催するんだから、自分達ももう我慢しない』という発想にはならないでください。オリンピックは国の威信もかかっているのでこのタイミングで開催せざる得なかったのだと思います。感染対策するしないとは関係ありません。日本全体が日本の将来、自分の将来、こども達の将来を考えて、未来の日本を守る為に自分が今すべきことを考えなければなりません。『オリンピックを開催したけど、日本は感染を抑えた』という事実が、今後の日本にとって非常に大事なのだと思います。引き続き一人一人が『感染しない』『感染させない』ことを常に意識して行動してください。どうかよろしくお願いします。
《秩父地域の皆みなさんへ》
・秩父地域では、現時点では大きな感染拡大はありません。しかし、以前からも連休後には感染者が増える傾向にあります。今回の4連休にも多くの人の流れがあると思われるため注意が必要です。
・流行地への外出は極力控え、外出時は感染対策をしっかりしてください。
・飲食を伴う交流は特に注意してください。『親しき仲にも感染対策』お願いします。
・連休中に地域外に外出された方、帰省などで地域外の人と接触された方は、連休後に職場や学校などで自分が感染拡大させないための注意をお願いします。
・今後64歳以上の方へのワクチン予約・接種が進んでいきます。是非ワクチン接種をして下さい。色々な理由で不安を感じる方もいると思いますが、ファイザーとモデルナのワクチンは安全性と効果という意味で非常に優れたワクチンです。またワクチン接種が日常を取り戻す切り札になることは間違いありません。地域の多くの方がワクチン接種を受けていただきたいと思っています。※ワクチン接種について不安がある場合はご相談下さい。予約については市町からの通知をご確認ください。
今後ですが、順調に進めば年内には希望者のほとんどの方にワクチン接種ができる見通しです。多くの方がワクチンを打てば、来年のお正月は乾杯できるかもしれません。その日まで我々も頑張っていきますので、一緒に頑張ってきましょう!
今日はちょうど開会式を観ながら書いていました。日本選手団かっこいいですね!頑張れニッポン!!
7月・8月休診日のお知らせ
今年は祝日の変更があり、カレンダーと実際の祝日が異なっています。
※祝日休診日は変更後の通りです。
改めて当院の祝日・休診日をお知らせします。
《7月》
22日木曜日:海の日
23日金曜日:スポーツの日
※24日土曜日は通常診療です。
《8月》
9日月曜日:山の日の振替え休日
13日金曜日:お盆休み
14日土曜日:お盆休み
※7月19日、8月11日は通常通りの診療を行います。
お間違えの無いようお気を付けください。
2021年秩父地域と新型コロナ(13)
梅雨入りしましたが、比較的暑い日が続いています。
この時期は湿気が多くてムシムシしたり、急に涼しくなったり、気候の変化があわただしいですね。
寝冷えして風邪を引いてしまったり、お腹を冷やして下痢気味になったりしやすい時期です。暑い日でも寝る時はなるべく露出する所は少なくして、パジャマの上衣は下衣にINして寝るようにしましょう!
また、食べ物が悪くなりやすく胃腸炎が増えてくる時期です。食べ物は常温に置かず、極力冷蔵庫で保管するようにしてください。
新型コロナの感染状況は、秩父地域では落ち着いて経過しています。最近では風邪症状自体が減ってきている印象で、少しホッとしています。こどもの風邪症状としては埼玉県全体としてRSウイルスとアデノウイルス感染症がやや増加傾向にあります。秩父地域でもチラホラ見られていますがすごく流行っているという印象はありません。
RSウイルスは鼻汁と咳症状が強くなる風邪です。とくに赤ちゃん(1歳未満)がかかると喘息の様になって呼吸状態が悪くなる事があります。症状が出てから4-5日目に咳などの呼吸器症状が強くなってしまう事がある為注意が必要です。何回もかかるうちに徐々に症状は軽くなっていきます。
アデノウイルスは発熱と咽頭痛・結膜炎・下痢などをおこす風邪です。(鼻汁や咳も出ます。)高熱が4-5日続く場合があります。感染力が強く結膜炎を伴う場合は特に注意が必要です。
どちらも特効薬はなく対症療法になります。検査は他の病気との鑑別のためにする事がありますが必須ではありません。いずれにしても風邪症状が強くて心配な時は医療機関で相談してください。
さて、ご存知の通りほとんどの地域で緊急事態宣言が解除されましたが新型コロナ感染は東京都内ではすでに増加傾向になってきました。これまでもそうですが、感染状況は波型になるので増加に転じるとしばらくは増加傾向が続きます。毎度いよいよ感染者が増えてきてから注意喚起が強くなるので時間差で大きな波が来て犠牲者が出てしまいます。何とかこれまでの経験を活かして社会全体の経済活動を止めずに大きな波を作らないようにしていけたらと思います。
ワクチン接種が進んでいます。秩父地域でも65歳以上の45%程度がすでに1回目にワクチン接種を終えました。大きな事故もなく非常に順調に進んでいると思います。
今日はこれからの秩父地域の皆様へのお願いを書きます。
①すでにワクチン接種を2回完了した方
ワクチンは非常に高い効果が期待されます。ご自身の感染の危険性は大きく低下したと考えて安心して頂いて良いと思います。感染を心配してほとんど家から出ない生活をされていた方は、買い物に出たり、近所の方と交流したり、趣味の集まりに参加したりしていいと思います。楽しみを取り戻して頂ければと思います。
一方でコロナワクチンは重症化リスクが高いとされる65歳以上に優先接種されています。この感染症が流行して以降、重症化リスクの少ない10-20代の若者やこども達にも本当に大変な我慢を強いてきました。特に秩父地域の若者は本当に頑張って感染対策をしてくださっています。そして現時点でも社会全体としては特に飲食を伴う交流や大人数の集まりを控える事が引き続き推奨されており、多くの若者が今も我慢しています。接種を完了した方達もその事を頭に入れて、ある程度社会全体にワクチン接種が広がるまでは羽目を外した行動は避けて下さい。『地域を守るため』『大事なおじいちゃんおばあちゃんを守るため』と頑張ってきた若者やこども達が嫌な気持ちになる事がない様、配慮した行動をよろしくお願いします。
具体的には大人数での宴会・お茶会・旅行などはまだ控えて下さい。
ただワクチン接種を完了した方から経済活動を活性化することも大切です。買い物をしたり、少人数での外食などは是非積極的にして下さい。
②これから予防接種を受ける方か検討中の方
64歳以下のみなさんは予防接種を受けるかどうか迷われている方も多いと思います。私自身は是非多くの方にワクチンを受けて頂きたいと思っています。
新型コロナワクチンは非常に高い効果が証明されています。個人単位でも非常に高い「かからない効果」「症状が出ない効果」「重症化しない効果」が証明されています。ワクチンの効果は、同じ環境にいても感染する可能性が下がる(ファイザーのワクチンでは1/10に下がります)というイメージです。なので環境中に感染者が減って接触する機会が少なくなれば、当然個人の感染リスクはさらに少なくなります。みんなでワクチンを打って社会全体の免疫を高める事が重要です。重症化しにくい若者達にとっても「身を守る効果」「家族を守る効果」「社会を守る効果」が期待できます。若い世代の方達にとっては身近な感染症の問題だけではなく、自分やこどもの将来が健全である為にワクチン接種を広げる必要があります。是非前向きに接種を検討して下さい。
新型コロナワクチンは若い人ほど接種後の副反応が強く出ます。接種日の夜から翌日にかけて多くの人が風邪をひいたような辛い時間を経験します。副反応は嫌ですが、ほとんどの方は2日程度で症状が落ち着きます。『ワクチンを打つと1-2日で治ることがわかっている風邪をひく』というイメージです。効果の高さを考えると十分耐えるに値する副反応だと思います。
接種が始まって半年程度ということもあり中長期的な副反応についてはまだわからない部分もあります。ですがこれまで接種されている他のワクチンの歴史やコロナワクチンの性質を考えると、中長期的に重大な副反応が出る可能性は少ないだろうと言われています。妊娠しにくくなってしまったり、妊婦さんや授乳中の方が接種を受ける事で赤ちゃんに悪影響が出る可能性も少ないとされています。
今後64歳以下の皆さんにも順調にワクチン接種が進み、飲み会やお出かけが気持ち良くできるようになる事を祈っています。現時点での感染対策の継続とワクチン接種へのご協力をよろしくお願いします。
※コロナワクチン接種を円滑に進めるために昼夜奮闘されている保健センターや行政の方々に心から感謝しております。皆さんも接種会場などで見かけたら是非ねぎらいの一言をお願いします。
近藤医院小規模集団接種について
新型コロナワクチン集団接種
今日は秩父市の新型コロナワクチン集団接種に行ってきました。秩父市文化体育センターで行われています。
体育館に4つのレーンが設けられ、今日1日で500人以上の方が接種を受けました。
行政の方達の準備が素晴らしく、感染対策もしっかりされていて、特にトラブルなく順調に終える事ができました。
予約が取りにくいなどの問題もありますが、改めてこれだけ大人数の接種をする為の準備や危機管理は本当に大変で、行政の方達が頑張って下さっていることを実感しました。
集団接種会場は、保健センターや市役所の方達と、医師会の医師と、市から依頼されてワクチン業務に協力して下さっている看護師さんと、普段診療所や病院で働いている看護師さんと、救急に備えて待機して下さっている救急隊の方達など、皆で協力して行っています。
普段はばらばらに仕事をしている人達が集まって、一丸となって仕事をするのですごく地域医療の一体感を感じました。また本当に沢山の人が協力して取り組んでいるので集団会場はとても安心感があります。接種する医療者にとっても、接種を受ける方々にとっても安心できる良い環境でした。
これから集団接種を受けられる方は安心して受けて頂ければと思います。接種自体も驚くほどすんなり終わるので皆さんびっくりされます。緊張しなくて大丈夫です。
現在予約の取り方も工夫され、集団接種の数自体も当初より増やして頂いているので、皆さんがより受けやすくなってきています。まだ予約が取れていない方も焦らずにワクチンを受けて頂ければと思います。
地域全体で焦らず、安全に、確実に接種を進めていきましょう!
接種の為のテントです。1人ずつ順番に中で接種します。出口は反対側にあり、洋服を着たりする事ができます。
接種前の待機場所です。検温して問診票の確認を受けてこちらで順番を待ちます。
接種用のテントの中です。こちらで医師の問診と接種を受けます。中には2人の看護師さんがいて接種を手伝ってくれます。
接種後の待機場所です。看護師さんが待機中に体調に問題がないか声をかけてくれます。15分〜30分の待機後問題なければ帰宅となります。
2021年秩父地域と新型コロナ(12)
雨が多く梅雨入りしたような天気が続いています。寒暖差もあり風邪症状の人が増えている印象です。日替わりで気温の変動も大きいので、着るものや布団などをこまめに調整して体調を崩さないよう気をつけてください。
前回「5月後半は秩父地域で感染を拡大させないために二週間感染対策を徹底してください。」と書かせていただきました。5月は結果的に秩父地域(一市四町)で50名程度の新型コロナ感染症が出ました。GW明けに第4波の影響を受けた形になりました。
しかし、5月後半は地域の皆さんが非常に感染対策を頑張って下さり、結果的に大きなクラスターは発生せずに現在収束傾向となっています。日々診療していて、皆さんが身近なところで感染予防を続けて下さり、流行地域への外出を極力控えて下さっているのを肌で感じています。本当にご協力ありがとうございます。
6月に入り、地域内で新型コロナに感染してしまう可能性はかなり少なくなっていると思います。地域内での少人数での交流(飲食を伴わない)はしていただいてもいいと思います。一方で、都心部では減少傾向とはいえ比較的高い水準で流行が持続しています。都心部への外出は極力控えていただくとともに、行かれる際は普段以上に感染対策の徹底をお願いします。
ご存じの通り、65歳以上のワクチン接種が始まり、日々行われています。予約を取ることがなかなか難しい状況は続いているものの、当初よりはかなり取りやすくなってきている様です。全体としても、接種を希望される方は概ね7月末までに少なくとも1回は接種できる見通しになっています。また、集団接種・個別接種ともに今のところ大きなトラブルなく行われています。ほとんどの方が緊張して来院されますが「もう終わったの?」という感じで拍子抜けして帰られる感じです。副反応も、接種部位の痛みは見られますが、全身症状が強く出てしまう方はほとんどいらっしゃらない印象です。安心して接種を受けていただければと思います。
秩父地域としてこのまま大きな感染拡大を起こさず、ワクチン接種を進めて地域全体の新型コロナ問題を収束に向かわせることができればと思っています。我々医療者もそれぞれの立場でできることを頑張っています。今しばらく引き続きのご協力をよろしくお願いいたします。
これから新型コロナワクチンを受ける方へ
65歳以上の方の新型コロナワクチン接種がいよいよ秩父地域でも開始されました。先週から集団接種が始まり、今週から各医療機関での個別接種も始まります。ワクチン接種が進んでいる国の様子を見ると、ワクチン接種によってかなり状況が好転しています。日本は様々な理由で開始が遅れていますが、悲観せずにこれから前向きにワクチン接種を進めていきましょう!
《これから新型コロナワクチンを受ける方へ》
【当日の持ち物】
①接種券:市町から届いたバーコードのシールがついている券です。
②保険証:本人確認のため。また副反応などがあると保険医療で医療処置をする場合があります。
③予診票:市町から届いていると思います。わかるところは全て記入してお持ちください。
④肩の出しやすい服装:Tシャツなど肩全体がすぐに出るものを着て、上着は脱ぎやすいものにしてください。(インフルエンザなどより上の方に接種します。)
【ワクチン接種の流れ】
現在使用されているファイザーのワクチンは、3週間空けて2回接種します。1回目で強いアレルギー症状が出た方は2回目を打つことはできませんが、発熱や頭痛などの副反応が出ても2回目を打つことができます。ワクチンを1回接種して2週間ほどで効果が出始め、2回目の接種後1週間で十分な効果が出ると言われています。ただ、接種後も社会全体の感染が落ち着くまでは今まで通りの感染対策を継続する(マスク・手の消毒洗浄・3密回避)ことが重要です。
【当日の流れ】
①15分前を目安に来院してください。
②受付で接種券・予診票・保険証の確認します。(予診票はなるべく全て書いて持参してください。)
③待合室で順番まで待機していただきます。(診察時間内に接種するので時間は多少前後する可能性があります。)
④診察室で医師が問診、問題がなければ※ワクチン接種を行います。新型コロナワクチンは筋肉注射です。接種時の痛みは、インフルエンザワクチンなどより少ないと言われています。接種部位は揉まないでください。
⑤待合室で直後のアレルギーが出ないか15分~30分待機していただきます。
⑥当日はゆっくり過ごしてください。お風呂は入って構いませんが、接種部位を強くこすらない、長湯しないようにしてください。激しい運動やアルコール摂取は控えてください。
⑦接種後5時間程度で接種部位の痛みや頭痛などが出ます。辛いときは解熱剤(カロナールなど)を内服しても結構です。ゆっくり休むようにしてください。
⑧接種翌日に副反応は最も強くなります。翌日は大事な予定は入れず、ゆっくり過ごせるようにしてください。
※当日、明らかな発熱(37.5℃以上)のある方、2週間以内に他のワクチンを接種している方、症状の強い急性の病気(風邪症状や胃腸炎など)にかかっている方、は接種できません。
【ワクチンの効果は?】
ワクチンの発症予防効果は95%と非常に高く、感染予防や重症化予防の効果も高いと言われています。また65歳以上の方への有効性も高いとされています。
【ワクチンはみんな打てるか?】
新型コロナワクチンは持病があってもほとんどの方が受けることができます。現時点で打てないのは、16歳未満の方と、明らかにワクチンに使用されている成分に対して重いアレルギーを起こしたことがある方です。重いアレルギー(アナフィラキシー)を起こしたことがある方は、必ず問診時に医師に伝えてください。※リウマチなどの免疫系の病気で薬を飲んでいる方は、接種後一時薬を中断した方が良い可能性があります。接種前に必ず主治医に確認をしてください。
【ワクチンの副反応は?】
新型コロナワクチンの接種後は、ほとんどの方に副反応が出ます。接種部位の痛みはほぼ必発です!それ以外に発熱や頭痛、倦怠感などは比較的多くみられます。寒気、筋肉痛、関節痛などインフルエンザの様な症状がみられることもあります。接種後数時間から始まり、翌日に一番強く出ることが多いようです。接種後2日目には症状が軽減し、3日後くらいにはほぼ消失することが多いようです。(65歳以上の方で発熱するのは10%程度といわれています。)1回目の接種後より2回目の接種の方が副反応は強く出ます。
ちなみに私はほぼ全ての副反応が出て、2回目接種翌日はかなり大変でした。ですが終わってみると、接種後に2日間程度強めの風邪症状が出たという感じでした。風邪は辛いですが2日で終わるとわかっていれば乗り切れると思います。免疫をつける上では、体の中に炎症が起こることは避けられません。副反応は乗り越えざるをえない壁です。効果を考えると副反応を考慮しても接種する意義が大きいと思っています。3日後以降も症状が持続してしまう場合はご相談ください。
【アナフィラキシーとは?】
強いアレルギー症状の事です。20万回に1回くらいの頻度と言われています。接種後30分以内に全身のかゆみや湿疹などの症状とともに、呼吸器症状(息苦しい)・循環器症状(血圧が下がる、気を失う)・消化器症状(腹痛、下痢)が出ます。接種会場ではアナフィラキシーに備えて治療薬を準備しています。ただ強いアレルギー症状の後は長いと2日間程度慎重な経過観察が必要な為、病院へ救急搬送します。場合によっては観察の為に入院となる可能性があります。※過去に他の予防接種や薬、食べ物などでアナフィラキシーを起こしたことがある方は病院での接種が勧められています。
いよいよ秩父地域でも本格的なワクチン接種が始まります。これまで秩父地域は大きな市中感染なく、地域全体で頑張ってきました。このままワクチン接種を進めて、今後の被害を最小限にしていきましょう!ワクチンは多くの人が打つことで大きな効果を得ることができます。初めてのワクチンに不安もあると思いますが、なるべく多くの方に接種していただければと思います。現時点では予約が取りにくい状況が続いていますが、少しずつ予約も取りやすくなると思います。みんなで感染対策をしながら、焦らず安全に接種を進めていければと思います。ご協力よろしくお願いします。
2021年秩父地域と新型コロナ(11)
今週は秩父地域で連日新型コロナウイルス感染者が報告されています。
ゴールデンウィークを越えて秩父地域でも同時多発的に新規感染が出ている様です。
現在全国的に流行の主体はイギリス型変異株になっています。この変異株は感染性が高いとされており、第3波までの流行株と比較して『こどもにも感染しやすい』『若年者でも重症化することがある』『軽症でも急激に状態が悪化してしまうことがある』『3密状態にならなくても集団感染が起こりうる』などの特徴が指摘されています。実際に大阪などでは緊急事態宣言が出されてからも、なかなか感染者数は減少せず、医療崩壊が起こっています。
以前にも書きましたが秩父地域は元々医療資源が少なく、入院できるベッドは多くありません。コロナ病床を作って頂いている病院の方達は、本当に頑張って下さっていますが、その病床数には限りがあります。また、現在すでに埼玉県の他の地域でも感染者が増加し、医療はひっ迫しており、地域外で医療を受けることも難しくなってきています。
秩父地域での大きな流行は絶対に避けなければなりません。これから2週間程度は秩父地域内でも十分に注意して行動して下さい。
①流行期の感染対策で1番大切な事は、『人との接触を避ける事』です。普段一緒に生活している人以外との接触は最小限にする様にして下さい。
②職場や学校などでの感染対策をもう一度徹底して下さい。感染対策の目標は『ゼロ密』です。『密接にならない』『密集しない』『密閉しない』の徹底をして下さい。
③体の不調を感じたら無理をせず仕事や学校は休んでください。また、早めに医療機関に相談して検査を受けて下さい。
これまで秩父地域では、皆さんの感染対策のおかげで大きな市中感染は起きていません。しかし変異株はこれまで以上の注意が必要な様です。今後秩父地域内で大きな流行を起こさない為に、『これから2週間』感染対策の徹底をよろしくお願いします!
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